No.99 浮世絵入門ワークショップに参加してきました 2024.07.28 10:51 こんにちは、鬼川こるくです。昨日(2024年7月27日)浮世絵入門ワークショップがあり参加してきました。先生は日本画家の「吉田枝里子」先生です。吉田先生は10年間、歌舞伎座の絵看板のお仕事に携わられた方です。掲載の許可をいただきましたので、今回は当日のワークショップの様子を書かせていただきたいと思います。お付き合いいただけましたら幸いです♪【🍄机の上の様子🍄】 当日会場に着きましたところ既にこのように準備されていました。ワークショップの流れは、あらかじめ先生が描かれた下絵をなぞって、墨汁を付けた筆で線を描いていくというものでした。【🍄筆ならし🍄】 「まずは筆に慣れましょう」ということで約10分間、このように線を引いていきました。筆で線画を描くのは初めてで、線を引くのはとても難しかったです。最初は恐る恐る墨汁を少量付けて書いてみたところかすれてしまい、かといって付けすぎると線が太くなってしまったり…。また、力加減が難しく線がふにゃふにゃになってしまったので「今日は勢いをつけて思いっ切りいこう!」と考えながらこの時間は練習していました。【🍄先生のお手本🍄】 う、美しい~~~。メリハリのある線、濃淡、ぶれのない繊細な線、紅をひいてひときわ美しく目立っている唇、可愛いうちわなどなど。この素敵な絵をお手本にしながら、いざ描いて参ります!【🍄途中経過🍄】 難しい…!最初の練習の際に「今日は勢いよく思い切りいこう」と目標を決めたことが功を奏したのか、線がふにゃふにゃになることは避けられたのですが、勢い余って全体的に太い線になってしまいました。また、うちわ等の円を描くのも難しかったです。そして次は、墨汁に水を足して薄め、顔や手などを描いて参ります。【🍄線画全体🍄】 鼻がグニャッとなってしまったり、目や口などの細かい箇所や、髪の毛の生え際等も難しかったです。【🍄紅を入れて完成🍄】 やったー!完成しました。ご覧いただきありがとうございます。絵を描いていた時間はおおよそ1時間半くらいです。線画同様、紅もごっついタッチになってしまいましたが、頑張って描けたということで今回は良しとしたいと思います。ちなみにこの紅の画材は「顔彩(がんさい)」だと教えていただきました。顔彩とは主に日本画で使用される画材で、顔料(がんりょう、色のついた粉)にでんぷんなどを加えて練ったものを容器に入れて乾燥させた固形絵の具です。水で溶かして使用します。【🍄まとめ🍄】初めて筆で線画を描くという貴重な体験をさせていただき、難しかったですがとても楽しかったです。デジタルで漫画やイラストを描くことも日々勉強が必要で、決して軽んじることはできませんが、時々アナログイラストにも挑戦して、先生のような美しい線で藤之丞(ふじのじょう)や蒼一郎(そういちろう)達を描けるようになれたらいいなと思いました。ということで今回の記事は以上となります。最後までお付き合いくださりありがとうございました!それではまた…!失礼いたします(^O^)