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HG ガンダムルブリスジウ

2024.07.28 13:01

キット情報

「・・・カルド先生が───そんなことを望むはずがない!」


プレミアムバンダイ限定キット「HG 1/144 ガンダムルブリスジウ」の紹介レビューです。

「ガンダム・ルブリス・ジウ(以下ルブリスジウ)」は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の外伝作品として、ガンダムエースで連載中の漫画作品『機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート 』に登場するモビルスーツです。

ルブリスの名を冠するガンダムタイプの機体で、主人公の少年「キユウ・ラボット」が搭乗。

元ヴァナディース機関の研究員「ヴィルダ・ミレン」と共に、ヴァナディース事変から5年後の地球を旅する二人の旅路を助ける存在として運用されています。

他のルブリスタイプとは異なる禍々しいシェルユニットに、目を引く大型の武装など本編終了後に公開された外伝作品ながら特異な機体デザインはけっこう話題になりました。


また、本機以外にもヴァナディースハートからはジウと同じくルブリスで電撃を操るMS「ルブリス・アノクタ」もキット化されています。

発売日がキャリバーンと被っていた関係ですぐに手を付けられず、発売から一年くらい経っていましたがようやく完成させました。


制作

気づいたらもう作るのが4回目になってしまいました、HGルブリスのフレームのキット。

相変わらず脚部のC型ジョイントがポキっと折れそうで嫌な感じなのですが、色分けは良好です。

各部の緑orピンクのセンサーと、虎の手のひっかき傷のようなエンブレムがシールの再現。


記事の物は上記のシールを使いつつ、基本色のホワイトと一部の関節以外を塗装しています。

その他、水星用のデカールや宇宙世紀系のデカールを適度に貼って「半光沢」で仕上げました。

頭頂部は所謂"目"が見えないため、得体の知れない印象を与えますが、手足は装甲が控えめでスラッとしていて、モビルスーツというよりはウルトラマン的な人間らしいシルエットになっています。

また、全体的なカラーリングはベギルベウやミカエリスのようなグラスレー的なイズムを感じるのですが、特に設定的なつながりはないようですね。

ルブリス(無印)と比較。

関節というか基礎フレーム部分は共通のランナーなのですが、シェルユニット以外にも肩や太ももの形状が異なるのでかなり印象が違いますね。

各部のシェルユニットは水星キットお馴染みの、発光状態と非発光状態の選択式。

頭頂部や胸部はバッチリモールドが入っていて塗装で再現することもできます。

ここ綺麗にシールを貼るのはけっこう難しいんですが、上からクリアパーツを被せることになるのでそんなに神経質にならなくも良いかも知れません。

(記事のものもあんまりきれいに貼れてません…)


また、この後の写真にちょこちょこ「左の平手」が出てきますがこれは例によって「ミラソウル社製フライトユニット装備」のものを拝借しています。

ルブリスジウは他の武装がないこともあり、平手は付けておいて欲しかったですね。


武装とギミックを紹介します。

と言っても武装は専用武器「虎の手」のみで、他の手持ち武器やビームサーベルなどは付属していません。


「虎の手」

ルブリスジウの唯一の武器、超大型の複合兵装です。

戦闘時は腕部に装備して格闘戦を行うだけでなく指の先端からビームを放つような描写も。

さらに「GUNDフォーマット」が組み込まれており、この巨大な腕を射出して攻撃することも出来るトンデモ武装となっています。

設定的には元々ルブリスジウ用に開発された装備ではなく、別機体の右腕を流用したものらしいです。

虎の手の"爪痕"のシールはホイルシールではないため厚みがあり、ちょっと見栄えが悪いです。

ここは水転写式にして欲しかったですね…いっそのこと筆塗り出来る人は手書きした方がそれっぽいかも知れません。

かなり巨大な装備なのでポロりしそうに見えますが、専用のグリップで手持ちさせるだけでなく、赤枠の接続パーツでしっかりと固定することができます。

一応、この接続パーツがなくても保持することができますが経年劣化すると怪しい気がします。

通常時は背面に装備して2門のブースターとして機能します。


「元々は別機体の部位」という設定を踏まえて、本体と虎の手で関節部分の色を変えてみました、指先もメタルシルバーにしています、

"別機体の重厚な部位"的な雰囲気が出ればと思いやってみましたが、けっこう気に入っています。

グリップを引き出し、両手持ちにすることで「射撃用」モードに。

これは公式の画像だとそれっぽくポーズが取れてますが、二重関節ではなくまた手首の引き出し機構があるわけでもないで、両手持ちさせようとするとかなり窮屈な感じに…

オフィシャルな持たせ方ではないのですが、虎の手に備えられてる持ち手で運ばせることもできました。

本編の旅の道中的な1シーンを思わせて良いですね。


以下、本編から

「う、腕…ッ!!?」「ビームを弾いたッ!!!」

「これで!!!」


※本編だと両手持ちしないでそのまま魔貫光殺砲みたいに撃ちます


「今度は届いた!!!俺の手届いたよ、先生ッ!」


VSアノクタ

「────バス やってくれ」
「……ヨシカ」

「始めましょう キユウちゃん」

「いい子は おうちに帰らなきゃ」


原作の方はコミックスで追っているのですが遂にガンダム同士の戦闘になり、更に本編に登場したキャラクター「ケナンジ・アベリー」も新機体で登場しているようで順調に盛り上がってきているようです。

今後の展開や新機体のキットにも期待ですね。


HG ルブリスジウの紹介レビューでした。

もはや何回目のルブリスフレームだという感じでしたが、ビジュアル武装共に挑戦的でとてもかっこいいキットです。惜しむらくはプレバン限定キットで、二次販売以降再販の音沙汰がないため入手難易度が高いという点でしょうか…


実は本編にルブリスジウの黒いバージョンみたいやつがチラッと出てきていて、それのキット化の際に本キットも再販されるんじゃないかと思っています。

また、ヴァナディースハートのキットでは10月に「ベギルベウ・トルシュ」が出ますが、これも無事に予約出来たので届いたら早めに紹介記事にする予定です。

今回の記事に写真を使っているルブリスアノクタや旧キットのジャベリンなど、色々と作ったけど記事にしてないキットが多々あるのですが…

8月はとても楽しみにしているプレバンキット、「ガンダムTR-6 バーザムII」が届くため、

これを優先的に着手する予定です。


それではまた