イベントレポート 2024/6/30(日)開催!KOMPASスタッフと行くはじめての山歩き 垣生山-弁天山
アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。
毎度ご好評をいただいております登山経験が無い方や体力に自信がない方にも参加いただける初心者向け里山歩きイベント「はじめての山歩き」。
梅雨の晴れ間を狙っての開催で、運よく曇り、気温的には低山シーズンギリギリセーフというところでしたが、風もそれなりにあり、何とかご機嫌登山となりました。
集合場所の登山口までは住宅地を抜けて行きます。
知らない土地の街巡りは、なんだか異国感があり、その探検気分が好きだったりします。
低山は特に、登山口までにも、様々な楽しみが盛りだくさん、旅気分で登山を楽しめるのも良いですね。
今回も、そんな気分で乗り込んでいきます。
登山口到着、とりあえず、ビフォー撮影。
アフターは、どんな顔におなっているのか、楽しみですね。
早速垣生山までの緩い登り。整備された、気持ちの良い登山道を進みます。
途中、なぜかいろんな国の紹介がされています。
首都はソウル、イメージは、ハングル、冬ソナ、焼き・・・肉???でしょうか??そしてキムチ。
そして振り返ると、この低山ならではの絶景。
稜線に出ると、北側も一望できます。
地形図を見ながら、地形的な説明も交えながら進んでいきます。
いろいろなお花も植えてあって、来る人を癒してくれます。
もうすこしで頂上ですよっ!
到着です。
空港もしっかり望め、周りの海や島々も一望でき、意外とコンディションは良いですね!
開催してよかった。
そしていよいよ弁天山方面へ尾根伝いに進んでいきます。
トトロの森、京都の嵐山のような竹林など、変化に富んだトレイルをひたすら進みます。
そして、お次の目的地、弁天山に到着。
しっかり記念撮影も終え、続いてひとまず下山。
ここからが、多田イベントあるある、しっかりシノギングの始まり。
予定していた下山路を少しだけスルーしてしまったため、大丈夫だろうと踏んで進んだ道が、まーまー荒れていて、雨後ということもあり、足元もかなりぬかるみ状態は良くない。
今回は登山初心者も多く、スリップしりもちも多発しかなり苦戦しましたが、なんとか励まし、なんとか下ってこれたと思いきや、
目の前に現れた草むら。
さすがに若干焦りを感じたものの、しっかり道はあり、10メートルほど耐えてもらったら終わる模様。
素足と思いきや、実はピンクのタイツの、靴もピンクなピンク好きの元気な若者も、絶対道間違えとる!虫嫌い!!と駄々をこねておりましたが、気合いでついてきてもらい、何とか突破。
ようやく降りてきたのが、広いグランド、少年野球の子供たちが、平和の象徴とも言わんばかりに元気に熱戦を繰り広げている最中ですが、我々はジャングルで遭難して、何とか人里に降り立った、そんなSF映画のような気分。
いろいろ、お勉強をしていただいたということで、お次はロード散歩。
途中、ドラッグストアによってアイスでも食べたかったところですが、時間も押してきていたのでスルー。
寄ればよかったかな!!
そして、最終章、再び垣生山へ向けて登りのスタート。
そんなにきつい登りではないのですが、途中で1人の参加者の具合が悪くなるというハプニング発生!
みんな易しいもので、冷たい水やらエナジーゼリーやら、差し入れが続々と集まります。
そして、ピンクの若者がしっかりあおいでクールダウンしてもらいます。
引率者の自分は、冷静に塩分サプリと水分補給を促し、少しずつ、あと少しの山頂までの道のりをなんとか登ってもらいました。
おそらく、かるい熱中症になったようです。
ちょうど暑くなり始めた時期、なかなか体が付いてこれていなかったのだと思います。
ともあれ、なんとかかんとか垣生山に到着、予定していた時刻を大幅に超えてしまいましたが、雨も若干ぱらつき始め、とりあえず東屋でおやつタイム。
みんなも元気を取り戻したようで、絶景を眺めながら、しばしおやつとおしゃべりを楽しんでもらいました。
後は下るだけ、小雨も止みそうにないので、とりあえず下山開始。
ほど良い雨は、ほてった体への恵みのシャワーとなり、意外と心地よかったりしました。
みんな元気を取り戻したようで、ほっと一息。
そしてようやく下山。みなさま、本当にお疲れ様でした。
今回の「はじめての山歩き」は、「はじめての低山探検」となりましたが、いかがだったでしょうか。
ピンクの虫嫌いの若者は、もう絶対に来ん!!とかいいつつも、帰りに寄ってくれた当店で、トレッキングシューズと虫よけスプレー3本!笑、を購入され、むしろやる気を感じさせてくれました!!笑
今回は、確かにちょっとだけ過酷なシーンもありましたが、山は何が起こるかわからない、それにしっかり対応していくには、経験しかないと思います。
過保護な立派な登山道を、道標と登山GPSアプリだけを頼りに歩くのも良いですが、たまには事故は起きない程度の過酷な道も、しっかり自分の知識と感覚をたよりに、地形図やコンパスなどを駆使し、自力で歩き突破する力を付けると、
登山の安全度も高まるし、山の楽しみも格段に広がります。
今回の経験を今後も忘れずに、また、懲りずにイベントにも参加いただき、山のスキルを上げてもらえれば幸いです。
次はどの山に行きましょうか。次回は秋シーズン開催予定、乞うご期待。