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外装リフォーム提案講座~現地調査のポイント

2024.08.05 03:00

ゼロから始める!かんたん外装リフォーム提案講座

昨今、競争が激化しているリフォーム業界だが、外装リフォームの領域は、リフォーム会社の営業がまだまだ手を付けられていないジャンルだ。外装リフォーム工事に適した春を前に、専門会社の外装提案の達人たちに、良い提案のためのいろはをQ&A方式で教えてもらった。



Q2 現地調査のポイントを教えてください。

A. 

①塗装可の状態・素材かを確認。

②ライフプランを聞く。

③写真は網羅的に撮る。

④近隣との関係性の把握。



直貼りか通気工法かのチェックは必須[IPS 成瀬さん]

まずは以前のリフォームの履歴と、工事をイメージした時の障害物の確認からスタート。外壁調査では、サイディングが直貼り工法か通気工法かのチェックは必須。直貼りの場合は、塗装で水の逃げ場がなくなって逆に劣化が進む恐れがあり、塗料は一択+保証なしと徹底している会社もある。

▲上は直貼り工法と確認している様子、下は水分値を計っている様子。現調で調査結果を写真に残し、報告書の作成時に使用する。


足場関連の簡略化は絶対に避けよう[郡山塗装 影山さん]

近隣との状況はよく確認を。足場やシートなしでやれないかと言われることもあるが、洗浄するとどろどろの砂が飛ぶなど飛散がすごい。近隣との関係を良好に保つためにも注意を払う必要があると、よく説明して納得してもらっている。


外まわりで大切なものを確認してトラブル回避[ガイソー富山店 山口さん]

足場が一番トラブルの元。植栽など大切にしているもののチェックは忘れずに。


屋根はドローンやポールカメラでの撮影を[麻布 村上さん]

外壁は築年数を聞き、素材を見て耐用年数をチェックし、手で触って総合的に判断。屋根には上がらず、ポールカメラを用いて撮影する。家が密集した地域だとドローンより勝手がいい。

車の位置、駐車場の確保も重要。初回で対策を考えておく。近隣の状況を把握するために、朝、昼、晩に行って確認することもある。通学路になっていたら、子どもが通る時間を把握してその時間を避けて工程表を組む。



アドバイスをくれた外装のプロたちは…

IPS(ガイソー上尾店)●埼玉県上尾市 店長/外装アドバイザー 成瀬大輔さん

1980年生まれの42歳。大学卒業後、飲食店に約11年間勤務ののち、工務店やリフォーム会社で経験を積む。2020年にIPS入社。準備が8割、知識は広く浅くで十分、他社否定は絶対にしない等、確固たる仕事への姿勢を持つ。2022年度ガイソーアワード受賞。


郡山塗装(プロタイムズ郡山店)本社●福島県郡山市 リモデル事業部部長/本店長 影山剛志さん

飲食店勤務を経て、2018年に郡山塗装に入社。公共系の事業部から2019年4月に住宅リモデル事業部に異動。住まいを診断して、現状が「軽い風邪」「インフルエンザ」「今すぐ入院が必要な重篤な状態」といったわかりやすい説明を心掛ける。


ガイソー 富山店(オリバー直営店)●富山県富山市 主任/営業/外装アドバイザー 山口航平さん

新潟県出身、富山県で大学時代を過ごす。海上自衛官として3年間勤務ののち、リフォーム会社のオリバーに入社し、ガイソーに配属される。施主に信頼される誠実さを大切にし、資料の準備に余念がない。2023年1月に新規オープンのガイソー高岡・射水店店長に昇進。


麻布 本社●愛知県春日井市 社長代理/工事管理/営業部長 村上直樹さん

内外装のリフォーム経験30年。主にゼネコンの下請けをしていた10年前に池田社長に声をかけられ麻布に入社。直接顧客と対面し、顧客中心で考えることに責任とやりがいを感じている。スムーズに最短で完工するために段取りを重視し、細めな連絡を心掛ける。



リフォマガ2023年3月号掲載



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