一体、どこで撮影したら良いのか?(同志社田辺G)
溜まりに溜まった23万枚
同志社田辺グランド(ラグビー場)で試合が行われる時は、公式試合・定期戦・練習試合を問わず選手・ご家族用のスナップ写真を大量に撮影させていただいています。同志社ラグビーファンクラブ(DRFC)の前任者から引き継いで初めてデジタル一眼カメラを購入した時からの撮影開始(2001年?)ですから、なんやかんやと爾来20数年に及びます。
そして、撮影した画像数は、Amazon Primenの無制限ルールで保管・公開していますが、溜まりに溜まって実に23万枚を数えます。一試合最低400~500枚くらいアップしていますから、年間では一万枚に上ります。恐らく練習試合を含めた撮影試合のカバー率は、コロナ禍時を含め90%を大きく超えるものと自負しております。言わば、21世紀の同志社大学ラグビー部の試合写真は、ワタクシが長年に亘り築き上げたのであります。(←一度言って見たかった。誰も誉めてくれないし・・・)正に「塵も積もれば山になる」・・訳であります。
「質より量」だ、文句あっか!
ま、写真内容は典型的な「質より量」ですから決して自慢できるものではありません。ただ、選手諸君の青春の一頁が写真として記録され、本人・ご家族に心底喜んでいただいているものと一人勝手に満足し、「DRFC写真班」(なんと所属員は1名なのだ!)として活動して来ました。
この私もとっくに定年(企業)を迎え、素浪人(年金生活者)になってから幾十年(ほんとは10年)、幾何の余命もないことを憂え、後継者育成を目指しマネージャーに50~60万円程の撮影機材一式を貸出しましたが、全くノウハウが受け継がれることもなく今日に至っております。(機材は返却していただいています。)
グランドのどこで撮影したら良いのか?
もっとも現在の同志社大学ラグビー部は「写真撮影を頼んだ覚えはない。別に試合の写真は要らない」(某幹部談)とのお立場ですから、前任者を含め30年来の優遇措置(公式試合のグランドレベル撮影等)は一昨年秋シーズンより一切排除され、一観客として中断することなく細々と個人撮影を行いながら現在に至っております。(←ミジメ)
経緯や愚痴は兎も角、一観客として同志社大学ラグビー場では、一体どこで撮影したら良いのでしょうか?実は甚だ疑問に思っております。
毎年口頭確認しているのですが、公式見解は「観客席サイドのみ撮影可」だと思われます。望遠レンズを含むスチール写真の撮影と公開は可能ですが、動画は一切許可されていません。
ただ、公式HP等で文書化されておりませんし、聞く相手によって回答が区々なのも事実ですが、昨秋、酒井総務担当幹部に聞いたので間違いないものと思われます。(今年も変更がない筈)
正直者が馬鹿を見る運営実態?
ただ、問題は観客席サイドだといくら何でも観客の前に立ちはだかって(観戦妨害しながら)撮影するのは困難だと言う点です。写真担当の学生諸君(アナリスト?)が試合分析用にサイドラインぎりぎりで移動しながら撮影されていますが、観戦には迷惑この上ない状態になっています。もちろん、試合分析目的の撮影ですから当然許容の範疇ですが、私ども一観客の立場からは、追随出来るわけがありません。私など蚤の心臓の持ち主は、ただただ観客の方のご迷惑にならないことを信条とする常識ある正直撮影者なのであります。
そして、実態はご存じの通り、動画撮影はバンバン行われているし、ゴールライン後方から危険度の高い三脚での撮影も毎試合行われております。ラグビー部サイドからの注意は一切行われず、黙認されています。
そもそも撮影されている方々は、ルールをご存じない様に思われます。そりゃ、一切明示徹底されていないわけですから、他大学の一般的ルール(迷惑が掛からない限り、グランドのどこでも可)が常識と思われてる節が見受けられます。言わば、正直者が馬鹿を見る状態が継続しております。
エンドライン後方から撮影したい!
ラグビー場で見受けられる通り、新聞社等マスコミの方は必ずエンドライン後方で主催者の許可を得て撮影されています。サイドからの撮影は選手どおしで被る(重なる)ことが多く、ボールや選手の華麗な動きの補足が困難だからであります。特にサイドからは、トライシーンは全く補足できません。エンドライン後方が、定番最適撮影エリアなのです。
一昨年の下期以降、DRFCとして公式に、または何度か個人としても選手・ご家族からご要望の多い「エンドライン後方からの撮影許可」をお願いしましたが、一切却下されております。
理由としては、「安全管理面で責任が持てない」のとの至極真っ当な理由であり、納得出来るものです。確かに次の試合に備えエンドライン後方で選手が練習したり、試合中の選手が勢い余って突っ込んでくることがあり、衝突事故の直因になり得ます。
この結果、安全面を最優先し、「個人・ファンクラブのみならず、学生新聞、マスコミも含め一切エンドライン後方からの撮影を一切認めない」と言う方針を同志社大学ラグビー部は明言されております。選手や撮影者の怪我防止の観点から文字通り「正論」であり、理解出来るものです。
実態は無政府状態
ただ、その理念とは程遠い実態が存在してるのは事実であり、一番最優先すべき「安全管理」が放棄されてるのが現実であります。
過去に私が勤務していた会社では、法律強制力(摘発)のある金融庁検査が定期的に実施されていました。検査内容は多岐にわたりますが内容は極めてシンプルで、(簡単に言えば)業務ごとに ①ルールはありますか?②ルールは正当ですか?③ルールは真摯に実行されていますか?…と言うものです。
①や②が出来てないのは、もとより会社(組織)としての存在意義を問われることになりますが、肝心なのは③であります。正当なルールがありながら実行出来てないのは、会社としての「ガバナンス」が問われます。管理責任すなわち経営陣責任に帰することになります。
かくして私などコンプライアンス重視で、ひたむきに観客サイドエリアを遵守して観戦の邪魔にならない撮影を行っているのであります。(涙)
結局はガバナンス問題がここにも・・
グランドでの写真撮影場所と言う一見実に些末に見える問題ではありますが、同志社大学ラグビー部の「ガバナンスの弱さ」がここにも露呈しております。
きっと「一事が万事」と言ったところなのでしょう。決まってる様な決まってない様なルール、やってる様なやってない様な徹底度が最悪な現実。誰もコントロールしていない「実に品格のない甘々の組織」に同志社大学ラグビー部は見えてしまっております。
自他ともに認めるいい加減で能天気な私でさえ感じているのですから、猛暑を超えて思わず寒気のする話であります。浸透力、徹底力、目標補足力の希薄で曖昧な組織はぶるぶる、コワイゾ~~。これが、多くのファンの皆様が「入れ替え戦まっしぐら」とおっしゃる最大の所以かもしれません。(F)
(注)写真と掲載文書内容は、一切関連しておりません。