【光の子ども】娘の詩
2018.12.30 03:14
年の瀬の慌ただしい日々。
けれど、冬のまばゆい光は
どこか、懐かしい記憶を呼び覚ますようです。
ふと娘の机に置いてあった一冊のページを開くと、忘れていた詩がありました。
娘が小学校3年生のとき書いた詩です。
光の子ども
「こんにちは」
私がとびらを開くと
小さなまどから
やさしい声が聞こえてきた
それは
ぱあっと いっしゅん 光った
まぶしかった
光が私をつつみこんだ
まるで
天にのぼるような気持ちになった
それから
また
大きくてキラキラした
うすいオレンジ色の光がさしこんできた
お母さんかな?
その日だけ
夕方
あそびにきたんだ
光の子ども
第24回国民文化祭・しずおか2009文芸祭 現代詩部門、小学生の部で入選した作品です。
むかしむかしの懐かしい思い出です。
子どもはみな、あるとき詩人である、とは真実かもしれませんね。