第2番札所 舘山寺跡観音堂
2024.10.10 06:07
入口(1)
武雄市道(片道1車線)から、小路区集落道に入り、分岐から80mほどで十字路に出て、直進。
JA佐賀の倉庫広場の駐車場へ左折し、登って行くと、奥にある里道の右上段に、札所があります。
猪除けの柵の、道標の所から里道へ入ることができます。
札所堂宇
本尊(中央) 中央
弘法大師
脇尊1(右脇)
釈迦如来
脇尊2(左脇)
観世音菩薩
境内の石仏・石碑
堂宇前の広場には、室町期の六地蔵尊など石仏が並びます。
堂宇背後の石段上には墓所があります。
札所の歴史
この地は住吉城期、領主:武雄後藤家一族の滞在居館跡であった、と思われます。
ここから見下ろす集落は、住吉城家臣の住宅街でした。
江戸期は、黒髪山大智院11世:尊覚の隠居寺として、舘山寺が創設されたようです。
幕末期はこの地に、谷口藍田が有田皿山から私塾を移し、「髪山書院」としましたが、ほどなくして焼失します。
藍田は、有田皿山代官所吏であった谷口推清の子で、江戸や京都で学び、幕末の佐賀藩を支えた1人です。
藍田はその後、長崎へ移転します。
札所の漢字
この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「2番」の所に、順礼の証として書き写していきます。
近くの施設
1.住吉城址駐車場
場所
札所から西へ200m
設備
車30台が駐車でき、水洗トイレもあります。
近くに第20番札所もあります。
黒髪山の遍路旅の下りは、ここに下りてきます
第3番札所への道案内