第59回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2024年8月3日(土曜日)は、ZOOMを使ったオンラインの集いでした。
参加者は10名様。
うち初参加者は2名様。
子が他界された方、パートナーが他界された方、親が他界された方が集いました。
自己紹介で一巡後、今回は分けることなく一つ画面でミーティングを行いました。
📷『夢の生まれるところへ』/Y様より
▽わかちあいの会▽
旧盆(8月盆)が近づいていることから、お盆供養の話題。
まだそこに向き合えない方。
一応お盆用品は準備されつつある方。
事後からの日数や年数に関係なく、ご遺族各々のこころの具合によるのだと、お話を聞いていて思いました。
――自分はどうだったのか。
はじめてのお盆では、スーパーにお盆用品が並べられているのを見るだけで気持ちが沈み苦しくなったことを憶えています。
淡々と法要等の準備ができる方。
かといって他界された人への想いが薄いのかといえば、そうではないのでは、と。
ふと、その方の人生について日々考えている時がある。
――そういえば、想わない日は、私にはまだありません。
自責の念で苦しい気持ち。
あーしてあげていたら、こーしてあげていたら。
なんでも自由にやらせてあげたかった、そうであるべきだった。
かなり自由に生きさせていたつもりだった。
もっと厳しくしつけすればよかったのか?
映画「リメンバー・ミー」から思ったこと。
遺族が忘れると、彼の世でもまた亡くなるという話から、供養について考える。
しかし、高齢化が進む中で、認知症で忘れてしまうことの懸念が上がりました。
(た、確かに(^_^;)💦
「大切な人が他界してしまったことを忘れる」ような事態も想定! 亡き人の名前を呼んでみたり………。
――それはそれで幸せなのかなぁ。。。。
亡き子のコーナーの供物(プレゼント品)がどんどん増えてゆく始末。
末広がりとも思える状態のお話に、顔が綻んだり。
――うちはどうかな? 定期的に整理ができるようになり、わりとスッキリしていますね。
事後から5年以上経つことで、やっと仏具(かわいらしいデザインのお鈴)を物色できるような気持ちになれた方。
良い音は、空間もこころも浄化してくれるよう。
――お線香の香りも個人的にはものすごく重要だったりします。
他界した人のために出来ることはなんだろう?と、考えながら生き続けている。
それと同時に、自身のメンタルヘルスのためにセルフケアとしてやってきたことの話題も上がりました。
・写経は自分的には合わなかった………!
・ハンドメイド趣味で、自宅にある使わないものを利用して、小物やオブジェを作ることも癒しの一つに。
・色んな習い事にチャレンジしてみている。
・お仕事に出ることで、悲しみに向き合い過ぎることを回避できている方、そうしてきた方。
・誰かのためにではなく、自身のために「グリーフケア」について受講してみた。
・スピリチュアル系も含め、書物に書かれていることで救われたり、考えさせられることもある。
昨今は、情報も溢れかえっていて、ご遺族のグリーフサポートや、セルフケアアイテムについての選択肢は、その昔に比べると多いので助けられているなと、私も実感しています。
参加者の皆様、長時間画面越しでお疲れ様でした。
ありがとうございました。
☆『夜空のムコウ』☆
~大切な人を失った悲しみ、愛する存在との別れなど、悲しみを抱えた心をランタンで暖かく照らし、癒す日にしませんか?~
埼玉県内で開催予定のイベントのシェアにも感謝します。
メンタルヘルス的にも癒されそうな、素敵な企画も盛り込まれているので私も行ってみたいと思います🌟🌟
◆ ◆ ◆
次回、星のしずくは対面の集いです。
2024年8月17日(土曜日)
浦和コミュニティセンター
13:30~16:00 わかちあいの会
13:15から受付開始
(※武蔵浦和コミセンとお間違えのないよう)
対面の集いは、ご予約不要です。
お気持ちが向きました時に参加のほうお待ちしております。
◆自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ