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【地球から見る、日本の旅 第31回】島根半島・宍道湖中海ジオパーク 八百万の神が集う国・地下に拡がる洞窟で出会う世界

2024.08.18 18:24

【いつもの旅先が、全く違う切り口でみえてくる旅を!】

北海道から沖縄まで、よく知っている旅先に「こんな切り口が!」「こんな一面が!」という驚き、発見が沢山の旅を。身近な場所から、世界や、更には地球=ジオが、感じられる旅。ジオツーリズムとは、単に地質の話をお聞きするだけではありません。その地の歴史、風土、暮らし、そして食や農までつながりの一端を、解きほぐしていきます。「地学」だけでも、「旅情報」だけでもない新しい繋がりを見つける旅へ、ようこそ。全国各地のジオパークで活躍するジオガイドの皆さんが、とっておきの旅をご案内します。

八百万の神様が集まるといわれる出雲の国。島根県の、その東部の汽水湖・中海に浮かぶ小さな島、日本でも屈指の低さを誇る火山の島、「大根島」です。大根島は、海水の半分の塩分濃度の汽水湖に囲まれた島であり、約20万年前に噴出した火山。高さが約42mの低い島なのですが、この地下には溶岩で出来た洞窟が広がっています。「龍神様の住処」という意味で名前が付けられた「竜渓洞(りゅうけいどう)」。真っ暗な地下世界では、ここにしか居ない生きものや、地下ならではの生きもの、そして、噴火口も観察することができるのです。

大根島は牡丹苗の生産日本一、そして日本を代表する薬用人参の産地の一つです。島根県の県花「牡丹」はどうやって日本一になったのか?「大根島」なのに特産品が「人参」ってどういうこと?

八百万の神が集う国・地下に拡がる洞窟で出会う世界、一緒に地下世界を巡りながら迫ってみる回になりました。

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【ゲストプロフィール】

松原慶子さん

島根半島・宍道湖中海ジオパーク認定ジオガイド。ガイド団体「出雲国ジオガイドの会」の副会長。大学生時代に古事記にハマり、神話のふるさとである島根に強い憧れを持つ。その後、結婚を機に島根県松江市のすぐそば、鳥取県米子市へ移住。出雲市、松江市、鳥取県西部を中心に神話と神社のガイドをしながら、神話とそれを生み出した大地に興味を持ち、ジオパークの世界へ飛び込んだ。八百万の神様が集まるこの場所で、大地とそこに生きる動植物また人間との繋がりを伝えるべく、日々奮闘中。

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◇ジオパーク オンライン「地球から見る、日本の旅」とは

日本各地のジオパークで活躍するプロのジオガイドが集結し、バラエティに富む各地のジオサイトの旅を紹介する、オンラインプログラム。第一シリーズは、2021年6月から全12回、第二シリーズは2022年10月から全12回、第一シリーズと第二シリーズでは通算24回、累計3000名を超える皆様にご参加頂く人気のオンラインツアーシリーズとなりました。

→アーカイブ視聴はこちら:日本ジオツーリズム協会 公式noteページ

今回、第三シリーズでは、全国13か所から、毎月1か所ずつお送りします。「地学」だけでも、「旅情報」だけでもない新しい繋がりを見つける旅へ、ようこそ!