久しぶりに映画観た!!
とりあえずこのYouTubeをみてくれ。
劇場版
モノノ怪
絵がねえ、
色数がねえ、こんなに使ってんのに五月蝿くないんだよお。最高。
大奥ってすげーブームにかつてなったモチーフぽいんだけど、いっこも知らんのよ。おれ。
むかしの言い回しとか、
難しいことばも出てたから、ちょいわかりにくいんだけどね、
あと、アニメの独特の間、っていうのがちょい苦手なんだよな
観客置いてく感じのあの。
生身のニンゲンって、もうちょっと無音があるじゃん。
息吸ったり吐いたり。ああいうのがあんまりないのがきついんよな、呼吸とかゆらぎとかが、あまりない。感情移入できにくくて。でも好きだけど、絵柄が好きだからまあいっか、ってなって行ったの。
そしたらな、
音と絵のバランスが最高によかった!
きれいで、描きたいものをおもいきり描いてる気持ちよさがつたわってきて、
情景少なめで、やっぱりキャラの顔が強めだった印象なんだけど、
とても迫力があって美しかった。
凄み、というか深さはあんまり、、、ない。でも、ライトでポップでオシャレなものをたくさん見た!!
わあー!!きれい!きれいだあー!って安心してみられた。よかった。
こわさとかエグ味とか、恐ろしさとか、やっぱりあの色味では、ちょい食い足らないのかもな、という印象。
こわいもの、キモチワルイモノ見たさ、っていう感情がこれほどあるのか、と、思い知らされた映画もなかった。
原作も、もともとのアニメも小説も漫画?も、全く知らないし、大奥もわからんし歴史ファンの歴女でもないし、だれが書いた作品なのかもわからないけど、
わあ面白そう❗️だけで行ったのね。
だからとっても純粋にさぐりながら、前のめりで味わえた。笑
雨ふりそう(この5分後土砂降り
ここの映画館がいちばんすき
なんかいいのよな
天井のライティングとかがすき
休憩中☕️
しましまでいきました。
結局、人はえぐいものが見たいのではないか。
非現実的な怖いものを、どこかで欲しているのではないか。
刺激や冒険や、日々の中だけでは得られないスパイスが、ある程度は必要なのでないか。
この映画の中では、わ、もりあがってきた!そろそろもののけが来るかな来るかな、、、あ!!!
あー、やっぱり来ないって言う場面が何度もあって、😅
出てきたとしても、やっぱり色は綺麗な美しいもので、
干からびてしまった恐ろしい形相の偽物の顔なんかは、ほぼチラリ、一瞬しか出てこなくて。
こちら側に、ショックを与えない程度のきれいなものだけで、構成された世界観だったんだよ。
やっぱり、極と極、
対極にあるものを描かないと、強く刺せない。
天国だけでは、地獄の悪魔のカッコ良さは描けない。
冬があるから、春のよろこびがますます煌びやかでうれしいように、
嫌われないように、ふんわりまろやかな毒のないものばかりだと、やっぱりどこかあさはかなのかもしれない。
だって嘘じゃん。そんなの。
きれいなだけなんて、どっか嘘っぽいよ。
この映画はとてもおもしろいし、味わえたし、文句なく美しく、百花繚乱!絢爛豪華、オシャレな妖怪映画で最高だった。
でも、なんか物足りない、と感じてしまうのは、
自分に直接影響しない場所からの、
もっと濃いめの、エグ味のエンタメを欲してる自分にぞっとしたんよ。
そりゃXのおすすめタイムラインや、下世話な噂話の週刊誌、悪口ばっかりのバラエティ番組、昼メロドラマがなくならない筈よの。
おえええ。吐き気しちゃう、って思ったけどな、
きっとこれは、みんな持ってるやつじゃないんかと思ったんよ。
奥深いものが好きなひとが多いじゃない。
ドラえもんも素晴らしいけど、でも宮崎アニメのほうを
映画みるなら、選んでしまう。
なんでなの。深い考察やかなしみ、
するどく強烈な、人生に対するメッセージで、ひとは切り付けられ、
どこか、、そう、刺されたいのではないか。
きついものをどこかもとめてしまうのだ。刺激がひとは嫌なら、夏の怪談なんか流行るはずもない。
ひとのさがなのだ。
見たくてみてるのだ。
ゴシップもなんにも役に立たない嘘だらけのショート動画も、どっか欲してるのだ。
視覚と脳の刺激を、どこか心地よいとおもってんじゃねぇのか、おい、NORI、おまえだ。おまえのことだ。
世の中から永久にこの部類のゾワゾワがなくならねえのは、必要とされてるからだ。
からだにちょっとだけわるいかも、しれない、ものは、さいこーうまい。笑笑
NORI