「宇田川源流」 イスラエルと戦争をしているハマスの最高指導者がイランで暗殺される
「宇田川源流」 イスラエルと戦争をしているハマスの最高指導者がイランで暗殺される
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。日常に潜み我々を欺く現在動いている陰謀、なんだかわからない組織や、過去に起きた事件の「後講釈」ではなく、現在しっかりと行われて動いている内容の陰謀、または、現在何が起きているかということをがわかうr「発生してすぐの事件」を皆さんと共有し、その内容を分析し、今どのような世界情勢になっているのかということをしっかりと見てゆくということを中心に本件を見ています。の上で、できれば「陰謀」に関して「対策」いわゆる「カウンターインテリジェンス」をしっかりと提案できれば良いかと思っております。そのために、現在のニュースを見て、その中に潜む内容をしっかりと見てゆくものとしたいと思います。
さて今回は「暗殺」です。
そもそも「暗殺だけ」という陰謀はありません。日本の場合、誰かが普通に病死をしても、「陰謀」を騒ぐ陰謀論が非常に多くあります。例えば、といっても直近のものを出すわけにはいかないので、少し昔の例を挙げますが、橋本龍太郎元首相が亡くなられたときに陰謀論が出てきましたが、当時国会新聞社にいた私からすれば、間違いなくあの内容は病死でしかなく、また、亡くなられる直前の体調などがわかっていれば、または極秘に入院された内容などを知っていれば、当然に、暗殺などという話はないということはよくわかるのです。それでも世の中的には「不要な陰謀論」派出てきます。そもそも「陰謀論に乗せられることそのものが陰謀いひっかかっていること」であり、陰謀論者といわれる多くの人が、どこかの国の息がかかっていたりまたは、そのような金銭を得ているということになるのです。
では、暗殺というのは、「殺すこと」ではなく、「殺すことによって、権力や権限が、他のところに移行し、そのことによって陰謀企画者やその団体が有利に物事を運ぶ」ということになっていなければならず、主眼は「権力の移行」と「団体にとって有利」ということが重要になる。つまり、その二つの方策ができていない「暗殺」は存在しないということになるはずである。殺すことだけが目的なのは、戦時の将軍などであり、誰かを暗殺したことでより強力な敵が生まれてしまっては意味がないのです。
イスラム組織ハマス最高指導者、イランで殺害 地元メディアが報道
(CNN)イスラム組織ハマスの最高指導者、ハニヤ政治局長がイラン首都テヘランで死亡した。イランの地元メディアが31日、イランの軍事組織・革命防衛隊の話として伝えた。
ハマスによれば、ハニヤ氏はイランの新大統領の就任式に参加した後、テヘランにある自宅への「シオニストの襲撃」により、護衛とともに殺害された。
CNNはハマスの発表についてイスラエル軍にコメントを求めている。
ハニヤ氏がいつ殺害されたのかは不明。
今年で62歳のハニヤ氏はパレスチナ自治区ガザ地区のガザ市近郊の難民キャンプで生まれた。1980年代後半の第1次インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)の時期にハマスに参加した。
ハマスが力を付けるにつれて、ハニヤ氏も組織内で地位を高めた。2004年には秘密の「集団指導体制」のメンバーの一員に選ばれた。06年にはパレスチナ自治政府の首相に任命された。
ハニヤ氏は17年までにハマスのトップに就いた。米国は直後にテロリストに指定した。
ハニヤ氏は過去に和平交渉に参加。交渉では米国のカーター元大統領など各国代表とも会談していた。
ハマスによれば、今年4月のイスラエル軍の空爆により、ハニヤ氏の息子3人と4人の孫が死亡した。
ハニヤ氏は当時、子どもらの死は停戦と人質解放に関する交渉に影響を与えることはないと述べていた。
2024年7月31日 12時44分 CNN.co.jp
https://news.livedoor.com/article/detail/26897108/
ここからはニュースおよび私の情報によって記載する。
さて、ニュースにもあるが、今回の内容は「ホテルに高性能の爆弾」を仕掛けて、遠隔装置で爆破したという。隣の部屋の人々は、全く被害がなかったという。もちろん音くらいは聞こえたのであろうが、爆発で死うことは無かった。いや傷もつかなかったのである。
さて、まずはこの爆弾であるが、自動で爆発するという異様なことになれば、ハウスキーピング等で間違って爆発してしまう。一方、目立つところにおいてあれば、掃除などで見つかってしまう。つまり「適度に隠すことができる場所で、なおかつ違和感がなく、そしてハニヤ氏本人だけを殺すことができる」ということが重要になる。死んだ場所は、革命防衛隊のゲストハウスであるということになる。つまり、革命防衛隊のゲストハウスのホテルの一室、それもハニヤ氏が宿泊するホテルの部屋がわかっていて、なおかつ、そこに事前に入って目立たない場所に爆弾を仕掛けることができるということができる人物が、中にあるということになる。
アメリカとイスラエルが、その内容を発表したのちに、イランは慌てて航空による空爆によってハニヤ氏が死んだと発表した。
この意味は、要するに「革命防衛隊の中に、裏切者がいて、その中にイスラエルの情報モサドを引き入れて爆弾を仕掛けた」ということになる。つまり、革命防衛隊の中に裏切り者がいるということになる。裏切り者ということになれば「そのような裏切り」があるということが明らかになれば困るので、ホテルの中に爆弾があったとは言えないということになるのである。
イランがすぐに宣戦布告をできないというのは、基本的に「その軍隊の中に裏切り者がいる」ということであり、そのまま戦っても勝ち目がないということになる。このニュースだけでそのようにわかるのである。
ペゼシュキアン大統領は対話による和解を考えている。一方で、ハメネイ指導者は国民に分かりやすい報復をする。その折衷案をうまく考えなければならない。しかし、そのような都合の良い道はかなかなかないのが現状なのであろう。その道がどのようになるのか、その間にイスラエルが次の一手を仕込むのかもしれない。そのような裏の駆け引きこそが陰謀生み出すのである。