2016年の自分より
こんばんは、松本佳奈です。
もうすぐ年が明けますね。
どんな大晦日を御過ごしでしょうか?
今年の締め括りに何か書こうと思ったのですが、ふと2016年の自分の投稿を見返す機会があり、「おや?必要なことはすべて2年前に書いていたなあ」という気持ちになりました。2年前の自分からの言葉に今の気持ちを付け加えて、年末のご挨拶とさせていただきます。
皆さま良いお年を!
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2014年
持病での入院を境に、
限られた人生、自分という素材を使い尽くして生きたい という想いがより一層強くなりました。
2015、2016年の2年をかけて、ライブハウスを主とした活動を離れ、レコード会社を離れ、フリーランスになり、自分が小さい頃からやりたかったこと…「価値観の違う人同士の通訳になる」を主軸に、お寺や森などの自然の中で「内観」「五感」にこだわったライブをイチから創り上げることに注力してきました。
わたしがやりたいことは、違う価値観同士の折り合い点(=平和)を見つけること。
小さい頃から、家族同士、友達同士、上司と部下、同僚、いろんな場所で、それぞれが持つ「正しさ」「常識」がぶつかり合うのを見てきました。
その殆どは、「人はみんな違う」ことを前提にして、「質問する・聴く・自分の考えを話す・折り合える点を見つける」ことができたらもっと早くに解決するんじゃないかと私は思っていて、その実践(通訳)がしたいのです。
「時間を守る」の一つをとっても、「5分前に着くのが常識と思っている人」と「ぴったりに着くのが常識と思っている人」とではぶつかります。「そんなことは当たり前だろう!」と怒る前に、「何を当たり前と思っているか」を話し合うことができたらいいなあと思うのです。
長いこと言葉にできなかったこの"やりたいこと"が、かなりはっきりしました。その途端、「じゃあお前はこういう時、どう解決するんだ?」と、天から課題が降ってくるかのように、人と大きく衝突する出来事が起きるから不思議です。
そういう時、自分が恥ずかしくなります。違う価値観同士の通訳だなんて、傲慢にもほどがある…こんな身近な人とすら折り合えないのに、何を悟ったようなこと歌っているんだろう、と。
ちょっと浮き足立ちそうになると、足元をすくわれる出来事があるのです。
行動すれば失敗も痛手も多い。だけどその分、喜びも多い。
これからもどんどん体験して、レポートします。行動しなきゃ生み出されないことがたくさんある。私にとって楽曲はもちろん、表現活動のすべてがレポートです。
絵も描くし、歌も歌うし、文章も書く。
被写体にもなるし、お芝居もする。
稲刈りもするし、水商売もする。
私には、みんな同じこと。
限りがあって、悲しくて、楽しくて、愛おしい。
それぞれが、大切にしている物事を尊重し合い、共存していけることを信じてやまないです。
まずは自分自身がどういう人間なのか知ること。
五感を意識することがその糸口になると思っています。同じものを食べても、隣の人は「まずい」と言う。私は「美味しい」かもしれない。その感覚は誰に何と言われようと間違いなく自分自身のものだし、確かだと思うんです。
自分は何が好きで、何が嫌いで、どう言う感じ方をするのか知っていくことで軸ができて、他人との関わり方が見えてくる。
だから、私のライブのテーマは「内観」「五感」なのです。
長くなりましたが…
こうして今、自分がやりたいことを実現できているのは、共感し、応援して下さる皆さんに出会えたからです。ライブに足を運んでもらえること、CDを買ってもらえること、メッセージをいただけること、とっても嬉しいです。
ありがとうございます。
2019年も、あなたと、あなたの大切な人たちが元気でいますように。
良いお年をお迎えくださいませ。
愛を込めて!
松本佳奈
2018.12.31