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Baby教室シオ

提案『誕生日プレゼントを選ぶコツ』

2026.09.14 00:00

以前提案記事として『誕生日の本当に意味を伝える』(記事はこちら)という記事を書いてかれこれ2年、今年は9月生まれの生徒さんが多いのでこの月にプレゼント選びについての提案記事を記してまいります。


誕生日プレゼントを選ぶにあたり、私たち親は「子供の欲しそうなものを買い与える」「子供のリクエストに応えて購入する」「今年はいくらのものにしようか」と考えを巡らしお決めになることでしょう。私は「子供の欲しいものを」と考える一方で、「この子の人生に、今年はどのような一歩をプレゼントするか」という視点でいくつかのものを準備しました。1つは子供のリクエストに応えたもの、そして心の成長と誕生日の思い出になる1冊、そして成人したときに渡すものでした。子供の欲するものは短期的なものを、そして絵本は中期的、そして貴金属と誕生石は長期的なものとして準備をしていました。誕生日プレゼントを中長期的に見ると「その年に何をあげるか」ではなく、子どもの成長に合わせてプレゼントの役割を少しずつ変えていくと考えていました。我が家はそのように行なっていましたが、色々な考え方があると思います。切り口を変えたらどのような選択があるのかをお読みください。



1、「物」ではなく「成長のテーマ」で選ぶ

「物ではなく、成長のテーマで選ぶ」というのは、子どもへの遊び道具や体験などを選ぶときに、「何を買うか」ではなく、「今この子にどんな力を育ててほしいか」で選ぶという考え方です。例えば3歳の子どもに何か買ってあげる場合、「物」で選ぶというのは「 車が好きだからミニカーを買おう」ということであり、「成長のテーマ」で選ぶとは「今、この子は何を経験すると成長につながるかな?」と考え、手を使って工夫する力を育てたいことに着目し「ブロックや工作道具を選ぶ」ということに着地するという違いがあります。大事なことは、「このおもちゃを与えれば、この能力が伸びる」という単純な話ではありません。「何を持っているか」より「何を経験しているか」に目を向け、高価なおもちゃを次々買うより、今その子が今夢中になっている行動を観察して、その一歩先の経験を用意するという考え方が、この「物ではなく成長のテーマで選ぶ」という考え方です。



2、成長のテーマはこんなものがある

ここで理解していただきたいことは、「成長のテーマ」は親が一方的に決めるものではないということです。むしろ親は子供を観察して以下の内容を考えていく必要があります。

先ずは「子どもが今、何に夢中になっているかを見る」、次に「その行動の中にある成長テーマを見つける」そして「そのテーマを少し広げられる経験を用意する」という順番です。

例えば子供が

・「何回言っても自分でやりたがる」なら、単に「言うことを聞かない」ではなく、「自分で決める」というテーマが育っていたり、

・「何度も失敗するのに同じことをやる」なら、「試す・やり抜く」というテーマであり、

・「ずっと虫を見ている」なら、「観察する・気づく」というテーマ

・「同じ絵本を何度も繰り返し読む」なら、「理解する・予測する・言葉を楽しむ」というテーマが育っています。

つまり大人にとって困った行動や進歩が見られないと感じている子供の行動の中にも、その子が今伸ばしているテーマが隠れていることがあります。それを見極めることができるのは、毎日子供の様子を見ている親御さんや身近な大人です。本当に子供の成長を願うのであれば、プレゼントを与えて終わりではなく、その先にある成長を考えてみる必要があると考えます。



3、成長テーマに沿ったプレゼントの一例

自分で考える力を育てる → パズル、積み木、迷路など

試してみることを繰り返すなら → 水遊び、砂遊び、実験的なおもちゃなど

手先を使うことが好きで鍛えるなら → 粘土、工作、紐通しなど

想像することに夢中なら → ごっこ遊び、人形、絵を描くなど

人と関わることに関心が出てきたら→ ボードゲーム、協力して遊ぶものなど

体を使うことに夢中であれば → ボール、外遊び、バランス遊びなど

自分で決めることが好きならば → 選択肢のある遊び、料理や身支度の体験なども含みます



4、年齢によっても切り口が見えてくる

これは子供の成長を「年齢ごとに別々の目標」として考えるのではなく、0〜20歳を一本のストーリーとして見るという考え方です。先述した「物ではなく成長のテーマで選ぶ」という考え方とも相性がいい考え方です。たとえば、0〜5歳は体験をし好奇心を育てる 、 6〜12歳は好きなものを見つけ能力伸ばし興味を開拓する、 13歳〜17歳は個性を重んじ自分らしく挑戦する →、18歳〜20歳は自立し自分の人生を選ぶという一本の流れが子供の成長には存在しています。その成長時期 とプレゼントの役割と選び方を簡単に記しておきます。

0〜2歳 は五感・身体の発達 時期なので遊びながら成長できるもの

3〜5歳 は想像力を持って自由に遊べるもの

6〜8歳 は好奇心 を発動して「やってみたい」の気持ちを刺激するもの

9〜12歳 はその子が得意なことや趣味、 好きなことを深めるもの

13〜15歳 は個性が豊かになる時期なので 本人の好みを尊重する

16〜17歳 は挑戦することが楽しい時期なので新しい経験や才能を応援するもの

18〜20歳 自は立する時期なので 大人として役立つものや体験を



5、「毎年バラバラ」ではなく、シリーズ化する

中長期で考える場合、かなりおすすめなのが毎年少しずつ積み上がるプレゼントです。つまり「毎年何を買おう?」ではなく、「今年は、この子の好きなことを一歩進めるには何がいいか?」と考える方法です。

🔵先ず1例目

3歳:虫が好き

4歳:虫取り

6歳:図鑑

7歳:望遠鏡

8歳:顕微鏡

9歳:科学実験キット

10歳:天体観測関連

11歳:科学館への旅行

12

歳:専門的な機材


🔵2例目

3歳:初めてのキャンプ

4歳:少し遠い場所へ日帰り旅行

5歳:自然の中で一泊

6歳:電車で知らない町へ

7歳:自分で旅の行き先を選ぶ

8歳:親子で小旅行を計画

10歳:自然体験

12歳:海外旅行

14歳:海外で文化体験

16歳:短期留学

18歳:自分で計画する旅行

20歳:自分のお金と判断で旅をする


🔴3例目

2歳 野菜を洗う・ちぎる 食材に触れる

3歳 おにぎり・サンドイッチを作る 「自分で作れる!」

4歳 クッキー・簡単なお菓子 混ぜる・形を作る

5歳 朝食を一品作る 自分で完成させる

6歳 包丁を使う練習 道具を扱う

7歳 カレー・スープなどを作る 手順を理解する

8歳 家族のために一食作る 人を喜ばせる

9歳 自分でレシピを選ぶ 選択する

10歳 食材を買って料理する 買い物・予算

11歳 家族の夕食を計画する 献立を考える

12歳 世界の料理を作る 文化を知る

13歳 自分の得意料理を作る 個性を見つける

14歳 お菓子・パンなどを極める 技術を深める

15歳 友達や家族に料理を振る舞う 表現する

16歳 一週間の食事を計画する 生活を管理する

17歳 自分で買い物→調理→片付け 自立

18歳 一人暮らしを想定した料理 生活力

19歳 自分の予算で食生活を設計 お金と健康

20歳 自分だけの「人生の10品」を完成 自分の生活をつくる



6、「消費するもの」と「残るもの」を組み合わせる

毎年高価なものを買う必要はありません。

例えば、普段のプレゼントは子どもが欲しがっているゲーム・おもちゃ・洋服などにし、節目の年のプレゼントは長く使える時計・楽器・自転車・カメラなど、特別な年は家族旅行・コンサート・スポーツ観戦などという3つの区分けで行うこともできます。この方法なら、子供も大人も気楽に毎年の楽しさを維持しながら、人生の節目には特別な思い出を残すことができます。



7、「物」から「体験」へ徐々に移行する

中長期では、年齢が上がるにつれて物の比率を下げ、体験の比率を上げる方法もあります。

例えば、幼児はおもちゃ、小学生はおもちゃ+遊びに行く、中学生は趣味の道具+イベント、高校生は欲しいもの+旅行・ライブ、大学生は実用品+旅行・食事・体験という変化です。こうすると、誕生日が単なる「物をもらう日」から、人生の思い出を作る日になっていきます。



8、「年齢」より「本人の変化」を記録する

私が中長期で一番面白いと感じたことは、毎年のプレゼントを子供の成長記録として考えることでができたことです。

例えば、男のお子さんをお持ちの方は6歳は恐竜が大好きだった、8歳は宇宙に興味を持った、10歳で科学実験に夢中になった、12歳はプログラミングを始めた、15歳で自分でゲームを作り始めた、18歳はIT系に興味を持ちはじめた。女の子なら5歳で料理にはまった、8歳でお菓子作りに夢中、7歳でパンを焼き、10歳でテーブルマナーの教室に通い出した、12歳で世界の食器に関心を示した、14歳で旅先で陶磁器を買うことにはまった、16歳で陶芸にチャレンジした、18歳で世界各国の料理を味わうのにむちゅになったとなれば、誕生日プレゼントの一つ一つが、その子の人生のストーリーになっていきます。子供の誕生日を祝うコットを終えた私からすると、毎年の誕生日を3本の柱で考えると意義あるものになると考えています。まず1つ目は今の楽しさを満たす欲しいもの、2つ目は興味・能力を一歩進める成長につながるもの、3つ目は家族との体験を残す思い出となるものです。

今回は誕生日プレゼントを色々な角度で見てきました。全てを真似することを提案しているのではなく、それぞれのご家庭に合った方法を取り入れてみてくださいということです。