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NAHKI Blog

殺生石

2015.07.28 11:48

殺生石の周辺からは、硫化水素や亜硫酸ガス、砒素などの有毒ガスが噴出し、昔ほどではないと言われるが、今でも異臭のするガスが吹き出している。

★殺生石の由来

古人は、この場所で人や動物が死亡することを、石に宿る霊 の仕業と考え、石を特定して「殺生石」と名付けた。 昔、中国やインドで美しい女性に化けて悪行を重ねていた白面金毛九尾の狐が今から800年ほど前に日本に渡来しました。

九尾の狐は、「玉藻の前」と名乗って朝廷に仕え、日本国を滅ぼそうとしていました。 しかし、陰陽師阿部泰成に正体を見破られると、九尾の狐は那須野ヶ原まで逃げてきました。

 ここでも悪さを繰り返したので、朝廷は三浦介、上総介の両名に命じ遂に九尾の狐を退治しました。 すると、九尾の狐の姿は毒石になり毒気を放ち始め、近づく人や獣を殺し続けました。

 これを伝え聞いた泉渓寺の源翁和尚が毒石に向かって大乗経をあげ続けると、一筋の白煙とともに玉藻の前の妻が現れ、石は三つに割れて飛び散り、一つがここに残りました。★教傳(きょうでん)地獄の由来

 奥州白河在の五箇村に蓮華寺という寺があり、「教傳(きょうでん)」という小坊主がおりました。 この教傳は生まれながらの悪童で、心配した母がこの寺に預かってもうらうことにしたのでした。 その教傳も28歳になって前の住職の跡を継ぎ、母と一緒に寺に住むようになりましたが、その行いは少しも直りませんでした。 延元元年(1336年)のことです。教傳は・二・三人の友人と一緒に、那須温泉に湯治に行くことになりました。その日のことです。母が用意した朝食を、教傳はまだ旅支度も出来ていないのにと悪口を言いながら蹴飛ばして、そのまま出発してしまいました。 那須温泉に着いた教傳たちは、殺生石を見学しようと賽の河原付近まで行くと、今まで晴れ渡っていた空がにわかに曇り、雷鳴が天地を揺るがし、大地から火炎熱湯が噴きし出ました。

 連れの友人は一斉に逃げましたが、教傳は一歩も動くことが出来ませんでした。友人が振り返ると「おれは、母の用意した朝食を足蹴りにした天罰をうけ、火の海の地獄に堕ちていく」と、大声をあげ苦しみもがいております。友人が駆け寄り助けようと引き出しましたが、教傳の腰から下は炭のように焼けただれており息を引き取ってしまいました。 それからも教傳の引きこまれたところには泥流がブツブツと沸いていましたが、いつしか山津波に埋まってしまいました。 その後、湯本温泉の有志が享保五年(1720年)に地蔵を建立して供養を行いましたが、親不孝の戒めとして、参拝する者が後を絶たなかったということです。

 なお、現在の地蔵は昭和五十七年(1982年)に建立されたものです。★盲蛇石(めくらへびいし)の由来

 昔、五左衛門という湯守が長く厳しい冬を越すために山に薪を採りに行きました。その帰り道に五左衛門がこの殺生河原で一休みしていると、2メートルを越える大きな蛇に出会いました。 大きな蛇の目は白く濁り盲の蛇でした。かわいそうに思った五左衛門は、これでは冬を越せないだろうと蛇のためにススキと小枝で小屋を作ってあげました。 次の年、蛇のことを忘れなかった五左衛門は、湯殿開きの日に小屋に来て蛇を探しました、しかし、蛇の姿はどこにもなく、かわりにキラキラと輝く湯の花がありました。盲蛇に対する暖かい気持ちが神に通じ、湯の花の作り方を教えてくれたのでした。

 その後、湯の花の作り方は村中に広まり、村人は盲蛇に対する感謝の気持ちを忘れず、蛇の首に似たこの石を盲蛇石と名付け大切にしたのだそうです。

★芭蕉の句

俳人松尾芭蕉もこの地を訪れ「奥の細道」には、「殺生石は温泉の出づる山陰にあり。 石の毒気いまだ滅びず、蜂蝶のたぐひ 真砂の色の見えぬほど重なり死す。」と書き、次の句を詠んでいます。 石の香や 夏草赤く 露あつし ★2015年7月18日~20日に訪れた那須県営那須大丸無料駐車場つつじ吊り橋 那須温泉神社私の第二の故郷ともいえる「那須高原」の魅力を伝えるべく、ホームページ『春夏秋冬・那須時間』を立ち上げています!基本構成は、「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」で作成しています。イラストは、一つ一つ私が描きあげて編集してあります。一部、Flashでの動画コンテンツを含むのでPCでの閲覧を推奨します。お時間がありましたら遊びに来てくださいませ(^○^)★ 女性のファッション各カテゴリーでは、女性が那須高原をナビゲートしています。春夏秋冬・那須時間


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