黒猫大明神

上田市から国道406号線を千曲川沿いに走り、次の目的地に向かいます！長野県の山々は見ているだけで、長閑な気持ちになります。目的地は、マニアックな名所で…恐らくここに立ち寄る人は…

黒猫を飼っている人がいくところであります！我が家でも昨年秋から黒猫ムギを飼い始めたので、お留守番している猫ちゃんのためにと、車を走らせます。

旅行計画中に、先日買った「黒猫マニアックス」というムック本を読んでいたら、この場所を偶然見つけて…今回の旅路の途中にズバリと鎮座しているのでした！！また滅多に来ない地（北信州）なので、行かない理由はありません。

黒猫大明神

「黒猫大明神」の由来は…古来より船に乗る人は、航海安全の魔除けと気象占いのために黒猫を船に乗せて航海したと伝えられています。また、海軍の守り神として、船の先端に黒猫が飾られていたという説があります。黒猫は厄除け招福の言い伝えのある縁起ものであもあります。

かつて日露戦争の戦いで大勝利をおさめた東郷平八郎元帥（1847～1934）も、黒猫を魔除けとして大変可愛がっていました。その愛猫の死後は、黒猫像を造り、邸内に黒猫大明神として祀られていたと言われています。また、世界各国から黒猫像およそ2500体を魔除けとして収集し、大切に保存していて「黒猫荘」と呼ばれています。

ところが、第二次世界大戦後にゆえあって東郷家より元衆議院議員鈴木仙八氏が、これらの寄贈をうけて、元帥の遺志を継ぎ、鈴木氏の友人村松榮氏がさらに遺志を受け継ぎ、これらの黒猫像を、村松氏の郷里であるここ松代の地に置いて、ここに元帥の遺徳を偲ぶとともに、「厄除招福」祈願のため、1978年（昭和53年）秋に、「黒猫大明神」を建立して、お祀りした次第になります。

長野県長野市松代町に素朴ながら鎮座していて、ここで昼食のお弁当を食べてホッコリりましたが…近くが住宅街だったため、近所の方に不思議そうに何度もチラ見されましたが、黒猫の飼い主であるがゆえの不思議な縁で、なんとしても外せない場所でした。

多分、我が家族は「厄除招福のために行かなければならない理由」が引き合わせてくれたのでしょう。

黒猫ムギのためにも！！！新しい家族が増えました！昨年（2016.10.6）に、黒猫ムギを飼った日に書いたブログになります。お時間がありましたら、リンクしてあるので除いてみてくださいませ！！★黒猫大明神

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