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2024.8.10 月山登山(大雪城)

2024.08.11 05:05

令和6年 8月10日(土)   参加者:11名   ガイド:近田郁子

 ふもとから見ていると日に日に小さくなっていく大雪城。どれぐらい残っているのか...とち

ょっと不安に思っていたのですが、想像よりはまだまだ残っていました!台風直前の晴れ予

報でしたので、月山ペアリフトは朝から大混雑。リフトの下はヨツバヒヨドリが満開でアサ

ギマダラが乱舞していました。雲がありながらも展望もよく、さらに適度に風もあるという

最高の夏山日和でした。姥ヶ岳を経由して山頂台地まで登り、賑わっている山頂台地から本

道寺コースに入っていくと、とたんに静かになります。ミヤマゴゴメグサやハクサンシャジ

ン、アオノツガザクラがたくさん咲いていて、なんとチングルマの花もまだ少し残っていま

した。大きな岩がごろごろと存在するこの月山の東側斜面は、一般的に知られている月山の

景色とはまた違い、なんだか別の国の山に来ているようです。そんな中を下っていくと、ま

ず見えてくる東大雪城には…雪がない!と思ったら、端のほうに少し残っていました。2020

年は一面に雪が残っていたのですが、わずか4年でこんなに違ってしまうことに少し危機感

を覚えてしまいます。西大雪城の雪も小さく、小雪城だねなんて言いながら近くまで行って

みると、遠目で見るよりは雪が残っていました。静けさと雪が残る景色に癒され、本当にこ

こは楽園だなぁと実感します。下山のときにもう一度西東側の大雪城を近づいてみると、わ

ずかな雪の上でスキーヤーがスキーを楽しんでいました。胎内岩で生まれ変わってから山頂

台地を下って振り返ると見事な月山ブルーの空。雲の動きもダイナミックで雄大な景色でし

た。牛首から下ってリフト下駅までの登山道沿いにはニッコウキスゲやキンコウカが満開で

した。まさに「THE・夏山登山」といったような、爽やかで雄大な月山を楽しめました。