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成長を阻む「レッテルを貼る」ということ

2016.02.19 02:46



研修や講座をする中で、

また子育てをする中でたくさんの人の成長をサポートしていますが、


人を育てる上で、わたしが気をつけていることは

「レッテルを貼らない」

ということ。









相手がたとえどんな行動をしようとも、

それは彼(彼女)のほんの一部でしかないのです。




例えば、何度注意をしてもやめない、

一対一で人の話を聞くときの目をそらす癖。




「何度注意しても」という時点で

今まで何回も注意しているという事実があるので、

注意している側からすと

「目をそらす」という行動にアンテナが立っているので

否が応でも注目がいってしまいます。




なのでまた注意してしまうのですよね。




人間は注目された行動の頻度が増えます。




これは

好ましい行動に注目すれば、その行動が増えるということにもなりますし、

困った行動に注目すれば、その行動が増えるということ。





そもそも、

「何度も注意をしているのにやめない」という時点で

その伝え方は効力がないのですね。

(といってもわたしも子どもたちに何度も言っちゃうことありますが(*^^*))





「このやり方(伝え方)しか知らないから仕方ない!」

と言ってそのやり方に固執していると

せっかくのチャンスを逃してしまうことにもなります。



そこで伝え方の模索が始まるのです。




いつも、いつだって、

成長の機会は身近にありますね(*^_^*)




で、はじめに戻ると、

困った行動に注目して、相手を

「こいつは◯◯なやつだ」

と言ってしまうのは、

相手にレッテルを貼っているということにもなる、ということ。




人間誰しも困った行動ばかりしているわけではないのです。




それで相手にレッテルを貼ってしまうと、誇張にもなりかねません。




ポイントとしては、上記の例でいくと

目を見て話を聞いている相手に気づいたときに、

さりげなく「真剣さが伝わってくるよ」と伝えて相手を勇気づけること。

(あくまでもさりげなく、爽やかに。嫌味に聞こえないように(*^^*))




勇気づけるということは

相手の建設的な(好ましい)行動を増やす、ということ。




先ほどお話ししたように、

注目した行動の頻度が上がります。




人を育てることに関わる方は、

ぜひ、相手の建設的な(好ましい)行動に目を向けて

そこを勇気づけていくことで、

相手の健やかな成長の手助けをしていきましょう♪