これからの時代を生きる子どもにとって大事なこと
国民のほとんどがスマホを持ち歩き、LINEを使いこなす。そんな未来を10年前誰が予想しただろう。
10年後、20年後、社会がどうなっているのかわからないけど、私の大切な子ども達は、確実にその時代で生きていく。
テレビ、ゲームは悪いもの。
そういった漠然とした固定観念。
私もそれにとらわれて、無駄に罪悪感を感じて生活していた。
子どもと一緒に沢山遊んであげること。
それはとってもいいことで、子どもにゲームをさせ続けるのは悪いこと。
果たして本当にそうなのか?
先日、脳科学の講演会に行った。
スマホを利用する高校生は、学力が低下する。そんな研究結果に危機感を覚え、自分の子どもはそうさせるまいと誓った。
そしてその考え方は、この本の帯に書いてあることと矛盾していた。
そこで気づく。
講演会で言っていたのは、学力(=学力テストの点数)が低下すると言っていたことに。
東大卒が就職に困るという時代で、学力テストの点数だけでその人の能力が測れるとは到底思えない。
現に、高卒で起業して活躍している人もいる。ZOZOTOWNの前澤社長もその一人だそうな。
スマホを利用すると学力テストの点数が下がるから、【頭が悪くなるから】スマホを利用させない。
そう安易に紐付けしてしまうと、大切なことを見誤ると思う。
自分は子どもに、学力テストの点数が高い子になってほしいのか。
それとも、自分で考えることのできてこれからの人生を自分の力で生き抜いていける人になってほしいのか。
恐らく答えは明白だと思う。
少し話は変わるけれど、女性は男性よりも共感能力が高い。ママ社会の中にいると感じるけれど、同調圧力もそこそこ強い。
周りがやってるから、という理由で流されてしまうこともままあるだろう。
でも自分の大切な子育て、周りがやってるからで決めていいのか。
誰が言っていることが本当に正しいのかなんてわからない中でできることは、自分で情報を取ってその中で考えること、選ぶこと。
人の目だって気になるだろうけど、自分で情報を取って考え抜いたことなら、自信も持てると思う。もっといいのは、それをパートナーとできること。一人より二人で確信を持てるなら、それは心強い。
この本を読んで、私は今年の子育ての目標が決まった。
子ども達の好きなことに、気付けるようにする。
そして子ども達が、好きなことに熱中して没頭して楽しめる環境を整える。
今年一年、これを達成できたらもうそれはすっごく価値のあることだと思う。