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東日本ボクシング協会

[見どころ!]三代大訓 vs.宮本知彰

2024.08.13 00:23

8月16日(金)後楽園ホール
日本ライト級タイトルマッチ
王者・三代大訓(横浜光)
vs.
挑戦者・宮本知彰(一力)

三代=1994年11月13日、島根県出身の29歳。右ボクサーファイター型。戦績:17戦15勝(4KO)1敗1分

宮本=1993年8月10日、兵庫県出身の31歳。左ボクサーファイター型。戦績:18戦10勝(8KO)8敗

三代の経験と左ジャブに大きなアドバンテージ

 元東洋太平洋スーパーフェザー級王者で現日本ライト級王者の三代が、サウスポーの宮本を迎えて国内王座の初防衛戦に臨む。

 三代はアマチュアで57戦(41勝6KO16敗)を経験後、2017年3月にプロデビュー。6戦目に東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得し、4度防衛後に返上してライト級に転向した。昨年4月の韓国遠征で元韓国王者に5回負傷判定負けを喫したが、その後は3連勝を収めている。現在の王座は今年4月、仲里周磨(オキナワ)に判定勝ちを収めて獲得したもので、7月に発表されたIBFランキングでは11位に名を連ねている。177㎝の長身を生かした右のボクサーファイターファイター型で、速くて多彩な左ジャブで試合を組み立てていくことが多い。

 挑戦者の宮本もアマチュアで30戦(19勝4KO11敗)を経験しており、2016年7月にB級デビューを果たした。しかし、2度にわたって3連続KO負けを喫するなど苦しい時期もあった。現在は3連勝(2KO)と好調を維持している。8度の敗北はすべてKOによるものだが、10勝のうち8KOと攻撃力はある。

 これが7度目の地域王座戦となる三代に対し、初の王座挑戦が初10回戦となる宮本では経験値に大きな差が認められる。しかも三代が左ジャブの名手とあって宮本にとって厳しい予想は仕方ないところといえよう。挑戦者が番狂わせを起こすためには序盤から飛ばして主導権を握り、王者を慌てさせる展開に持ち込む必要がありそうだ。(原功)