大切な存在を失くしたあなたへ
小太郎店長が旅立ち、8日で4年を迎えました
生前、小太郎を可愛がって下さったみなさまに、改めて心から深く御礼申し上げます
小太郎店長亡き後も、未だに小太郎のことを話して下さる方がたくさんおいで下さることに、私はいつも思います
なんて幸せなことだろうか、と
小太郎店長が大切な家族であることに未だに変わりはありません
家族や大切な存在を失った方と日々、向き合う中で思うことがあります
思いが強ければ強いほどに 別れは辛くなります
愛情が深ければ深いほどに 哀しみには底がないように思えます
悲しみと向きあうには時間がかかります
思い出の欠片を拾い集めながら、時に人生を立て直すにはどうしたらいいのか
気力が湧かないこともあれば、物事に取り組めないまま、無気力な時間がすぎるばかりの人もいるでしょう
あの人は、あの子は、、、
本当に幸せだったろうか、とすら考えることもあるかもしれません
けれど、忘れないでください
私たちが共に、心から楽しんだものは失われない、のです
心から愛したものは私たちの一部となります
死は誰も癒すことができない心痛を残すかもしれませんが
愛は誰も盗むことができない大切な記憶を残してくれます
変わることのない記憶を
優しい記憶を残してくれます
死という別れを経て、その記憶が棘となることもあるでしょう
そんな時に、私は思うのです
愛する存在の喪失を「乗り越える」ことは本当に必要なのでしょうか
いえ、私は 乗り越える、ではなく、やがては喪失と一緒に暮らすことを学ぶようになる、ということを知っています
喪失の痛みや、苦しみとともに生きる術が、いつしか身について来ます
時間がかかっていい
大切な存在を失い流すその涙は、弱さでも何でもありません
それは、本当に純粋な心のしるし、なのです
この世でいちばん美しいもの それは、目に見えず、触れられないのです
心で感じるもの、なのです
あなたにその心があるならば、忘れないでください
あなたが心から誰かを愛したということを
小太郎
いつもありがとう
父より