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夏ヒット保持者は新作リリースの好機か!? アーティスト寿命と季節曲

2024.08.14 06:30

 今週のチャートでは、ニューアルバムのリリースが近いアーティスト達がそれぞれ、収録曲および過去ヒット曲を複数TOP200圏内に送り込む結果となった。

 Official髭男dismは、先行配信から6週にわたりTOP10を維持している「Sharon」(10位→7位)をはじめ、前週7月31日リリースのアルバム『Rejoice』から「Get Back To 人生」(38位→59位)も同時チャートイン。一方、来月9月11日に『猫にジェラシー』のリリースを控えるあいみょんは、同作から「ざらめ」(28位→18位)、「ラッキーカラー」(38位→77位)の2曲がチャートインした。

 また、今週8月7日に『NOW』をリリースした阿部 真央は、「Somebody Else Now」(-位→19位)、「Everyday」(153位→87位)、「Hands and Dance」(58位→109位)と3曲が発売週にともない伸長。8月21日に『LOST CORNER』のリリースを控える米津 玄師は、先行配信曲「RED OUT」(-位→43位)はじめ、収録曲である「地球儀」(-位→133位)と「さよーならまたいつか!」(-位→197位)が伸長し同じく3曲がチャートインした。

 さらに、前週7月31日にアルバム『図鑑』をリリースしたゆずも、依然オンエアが好調で「伏線回収」(10位→81位)、「図鑑」(24位→105位)の2曲がチャートインしている。

 なお、このうちOfficial髭男dismは2019年の甲子園テーマソング「宿命」(92位)を、あいみょんは「マリーゴールド」(109位)を、ゆずは「夏色」(59位)(そして五輪絡みで「栄光の架橋」(174位)も)を、米津 玄師はDAOKOとの「打上花火」(62位)を、それぞれニューアルバム収録曲とは別途チャートインさせているのだ。

 これら“夏ソング”は毎年一定数のオンエア獲得が見込めることから、夏は必然的にそれぞれのアーティストの近況にも注目が集まる好機となる。このタイミングでニューアルバムをリリースすることで、更に新曲のオンエア獲得の機会も創出できるのだろう。シーズナリーヒット曲は、長くアーティスト活動を続けるのに非常に重要な要素となることが今回のチャートからもうかがえる。


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