お気に入りのカップとの生活。
寒い冬、朝起きてベッドから出るのが少し億劫な時。
お気に入りのあのカップがキッチンで私を待っている!と思えば、「今朝は何を飲もうか。。。」と楽しく起きることができる、、、なんともゲンキンな私です。
寝起きの一杯は大抵はネスプレッソで頂くルンゴ。
薄めのエスプレッソをカプセル2つ分を220mlで入れます。
(ルンゴ1杯は110mlなので、2回に分けて1つのカップに抽出します。)
ゆったりと時間がある日はカリタのナイスカットミルでお気に入りの珈琲店の豆を挽いて、朝からのんびりドリップコーヒーを淹れることも。これは何故か冬季限定で、キッチンの床暖がポカポカ幸せに感じるくらいの寒さにならないとしません。自分なりに丁寧に淹れたドリップコーヒーは普段の朝をなんとも幸せな時間にしてくれます。
一方で、朝からルースティーを淹れることは滅多にありません。
きっと仕事中にルースティーは沢山淹れる機会があるからだと思います。
紅茶を飲むなら朝はTea Bag。最近のTea Bagはピラミッド型が多いので、一昔前のCTC製法で作られたTea Bagよりもぐんと美味しくなったように感じます。
良く飲むピラミッド型Tea Bagは欧州へ出張へ出向く度に纏め買いするNEWBYやteapigs、CTCなら Williamsonがお気に入り。
15歳の時に渡米する前からコーヒー派だった私が紅茶をこんなに飲むようになったのは、在英時にどこのスーパーマーケットにも棚いっぱいの種類の紅茶がストックされているのを興味本位で手にするようになったのがきっかけかと思います。(オフィスでもどこでも、コーヒーよりもティーバッグをぷかぷかマグカップに浮かせて飲んでいる人が多かった印象です。)
余談になりますが、私が小さい頃、我が家はアップルティーをよく飲んでいました。
でも、よく行く喫茶店のイエローラベルのCTCの紅茶で、、、お行儀が悪いのですが、甘くしたレモンティーに私は母の目を盗んでは厚切りで出されたトーストをディップして食べていました。。。
なので、今でもフォションのアップルティーとイエローラベルのCTC Tea Bagは時折無性に飲みたくなるので、常備しています。もちろん、トーストのディップはもうしませんが 笑
朝から結構真剣に、最初の一杯を何にするか考えているのは少し可笑しくもありますが、悩みに悩んだ末、「今日はお白湯でいいわ」という日もあったりします。
こんな風に真剣に何を飲むかを検討した後に、それを「何で飲むか」を考えます。
棚には長年かけて集めたお気に入りのカップ達が沢山。それぞれが出番を待っています。
そんな中でも、優劣を付けてはイケナイ!と思いつつもやっぱり「お気に入りの子」がいます。
私の中での一番はやっぱり、「セーブル風小薔薇金彩」がダントツの1番。
いつ使っても安心する、何処へ行く時も連れて行きたくなる、そんな身近な存在です。
昨年末、1年頑張りきった自分へのご褒美に、長年悩みに悩んだ「フォーシーズン」をお迎えしました。(私もお迎えする時は、お客様同様に自分のショップからその1点を購入するため、その検討は慎重になります。)
フォーシーズンは長らく私にとって高嶺の花の存在で。。。
身の丈に合わない気がしていて、なかなか手が出ませんでした。
もちろん、お迎えした後もそんな存在が急に身近な存在になるはずもなく、何か特別な日の一杯にしようと、大切に飾っています。
特別な日の一杯とは、例えば去年の最後の一杯はフォーシーズンで締めくくりました^^
決して「使わない」訳ではなく、自分にとってご褒美をあげたくなる日の為にとっています。
朝起きて、最初の一杯を何にするか、、、どのカップでいただくか、、、
こんなシンプルな事を考えるだけで、私の目覚めは良くなりますし、毎朝がちょっぴり楽しみになります。
毎日忙しく過ごしていると、出かける時間が決まっていたり、来客の時間が決まっていたりと、時間に余裕がない朝は少しピリピリしがち。
そんな朝でもほんの15分程早く起きるだけで、気持ちに余裕を持ってスタートすることができる。
そんな余裕は何も高価な食器だから生まれるものではないと思います。
ただ私が好きな物が、惹かれた物が、手描きで丁寧に作られた物で、私がそこにあたたかさを感じただけであって、好きな物であれば何だって良いのだと思います。
今の私の仕事は私が好きな物をお客様にご案内することですので、同じような物に惹かれる方々に、素敵なご縁を紹介できたら、そしてその方々の朝がほんわりとあたたかくなれば嬉しいなと思います。