台風シーズンの養生に
立秋も過ぎ、暦の上では秋に入りましたね。
と思っていたら、強い台風が近づいています。
インドでは夏と秋の間に、雨季がきて1年分の雨を降らすようです。
インド伝統医学であるアーユルヴェーダですが、
日本でもこの台風シーズンを「雨季」と言っていいのでは
としています。
アーユルヴェーダの古典書では
【夏】は、軽性・乾性を有するVATA(風エネルギー)が自然に蓄積するが、暑さにより増大はしない。
【雨季】は、水・代謝過程が酸味によりPITTAが蓄積するが、寒冷により増大しない。ただしVATAは悪化しやすい。
とあります。
専門用語ばかりになりますが、
VATA(風エネルギー)とは、動きのエネルギー。
扇風機にずっと当たっている感じなので、軽く動き乾燥しやすく冷えやすい感じです。
雨季(台風シーズン)なのに、風のエネルギーが悪化⁈とも思いがちですが、
あの大量の水滴が大量に落ちてくるという【動き】や
倒木や電柱をも倒す強風の映像を見てみると、ちょっと納得してしまいます。
夏季に蓄積してしまったVATA(風エネルギー)が、台風の多いこの時期に増大しやすく(頭痛などの痛みやめまい)、対処せずにそのまま暑さが落ち着くと、蓄積していたPITTA(火エネルギー)が秋に悪化し炎症などを起こしやすくなる。という流れになります。
実は、アーユルヴェーダに出会う前の私の症状がまさにこれ。。。
夏の暑さは苦手だけど、なんとか乗り切り
けど、数か月後の秋になると炎症症状が出始め、全身にいろんな症状を起こしていました。
学んでいると、反省点ばかりで納得できました。
この台風シーズンは夏に蓄積してしまった熱をうまく出すのはもちろんですが、
VATA:軽・乾・冷性などの風エネルギーのケアも大切!
VATAは、冷性により増大し、温性をともなう油性などの性質を有するものにより鎮静する
といいます。
あたたかいオイルをたっぷり全身に塗布するアビヤンガはいかがですか?
オイルを塗布した後は、軽く蒸気サウナに入っていただき、しみ込ませたオイルを巡らせます。
■アビヤンガ至福のロングコース 17,000円
ご予約お待ちしております。