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Shin-me

インサイドヘッド2を観て

2024.08.16 05:05

お盆休みに、インサイドヘッド2を子供たちとみてきました。



※ここから先は鑑賞した内容や感想について書いています。

ネタバレを含みますので、鑑賞予定でまだご覧になっていない方はご注意ください。






前作もとっても大好きだったので、とても楽しみにしていました。


インサイドヘッド2という映画が、私に改めて気づかせてくれたのは

「”感情”は、自分の性格ではない。感情は、わたしが傷つくことから守ったり、わたしを幸せにすることだけを考えている、いとおしい存在だ」ということでした。


今回は、主人公ライリーが13歳ティーンエイジャー真っ盛りとなり、

親友二人と一緒に来年から通う予定の高校のホッケーチームの合宿に参加する、というお話です。

合宿に向かう道中で親友たちがライリーとは違う高校に進学することがわかり、ショックを受けるライリー。

このままでは、来年から高校で一人になってしまうかもしれない。そんな不安がよぎります。

高校のホッケーチームには、以前からあこがれていた選手がいて、ライリーに仲良くしようと声をかけてくれます。


このことをきっかけに、

前作までのヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリのベーシックな感情に加え


シンパイ(不安)

イイナー(妬み)

ハズカシ(羞恥心)

ダリィ(退屈)


という、思春期ならではの複雑な感情のキャラクターが突如登場します。


そして、新たな感情の中でも「シンパイ」が司令塔の主導権を握るようになり、

ヨロコビたち旧感情5人はもう必要ないと、ライリーの保管庫(抑圧された感情)に閉じ込められてしまうのです。(ここもだいぶ面白かった)


このシンパイの役割は、

「未来に起きる最悪なケースを想定し、そうならないようにライリーに働きかける」というものです。

仲間外れにされないように…、ダサいと思われないように…、ホッケーの試合で失敗をしないために…、恥ずかしい思いをしなくて済むように…など、

あらゆるリスクを回避することで、シンパイはライリーを守り、幸せにしようと奮闘します。


シンパイは、未来を先回りして「未来の不安をどう解消するか」ということだけを考えます。

だから、今起きていないことばかりに気持ちが向いてしまうのです。


ですが、最終的にシンパイの暴走によって

ライリーは自分の不足している部分ばかりが気になってしまい、自己肯定感が低くなり、幸せとは程遠い状態に。

大事なホッケーの試合で、ライリーは自分がチームで評価されることだけを考えて自己中心的なプレーをしてしまい、大切な仲間にファウルをしてしまいます。

記憶の隅に追いやっていた嫌な記憶の思い出が雪崩となって、ライリーの中に流れ込み、

ライリーの心は限界寸前になるのです。


そんなとき、司令部の中心にある「わたしは○○」というセルフイメージの象徴である

”ジブンラシサノ花”が様々に形を変えます。


「わたしはいい人」

「でも意地悪な気持ちになることもある」

「わたしは全然ダメ」

「でも負けたくない気持ちもある」



どんなジブンラシサノ花も、すべて自分。

良いセルフイメージも、良くないセルフイメージも、みんな「ライリー」のことです。



ライリーは、司令部の操作盤を光らせてヨロコビを呼びます。

ヨロコビがそっと操作盤に触れると、ライリーは

ホッケーの音、リンクの匂い、窓から入ってくる光、氷の感触を、ゆっくりと感じ、心が落ち着いてきます。

そして、仲間に素直に謝り、自分の気持ちを打ち明けることができたのでした。


その後のラストシーンではシンパイは司令部の一角に設けてもらった「特別席」に

ゆったりと座り、必要な時に前に出てくる、という役割に変わったのです。


最後にライリーを導いたのは、やはりヨロコビでした。

シンパイ(不安)が過剰になり今を楽しむことを忘れてしまったライリーは心がいっぱいいっぱいになったとき

最後はヨロコビを呼び、ホッケーを仲間とただ楽しむことができました。



ヨロコビは、いつもライリーが「今をどう楽しむか」ということだけを考えています。

ヨロコビは、シンパイのように失敗しないための計算ができません。

ハズカシが嫌がる恥ずかしい思いもしますし、

イイナーの目指す憧れの存在にはなれません。

ダリィの苦手な”押しつけがましい”存在でもあるかもしれません。


でもやはり、人生には「ヨロコビ」が必要だと、この映画は教えてくれました。

感情は、自分の性格ではなく、自分を守ったり幸せにしようとしている。

けれど、時に不安が過剰になってしまうことがあって、そんなときは

自分が何を楽しんでいたのか、今私はなにがしたいのか、自分のことなのに

分からなくなってしまうことがあると思います。


正直最近のわたしはまさにシンパイが暴走しているような状態だったので、

このタイミングでインサイドヘッド2を観れたことに感謝です。


星を読んでいるせいなのか、

たまに先読みしすぎてシンパイ過剰になってしまうことがあるんです。

そして、読んでいることで安心することにも繋がってはいるのですが…


映画を見る二日前実家に帰ったときに、

父と最近の自分の状態について話をしていて、

偶然同じようなテーマの話になりました。


「それで、はるは結局どこを目指しているんだ?」

と聞かれ、何も答えることができませんでした。


「楽しまないと、みんなに失礼だぞ」と父は言いました。

そんな父の激励が、多分今一番必要な言葉で。

ほんとうにありがたかったです。

まさに、父はわたしにヨロコビが必要だとおしえてくれたのだと思います。


シンパイのように、未来のリスクを回避するために今を消耗するのではなく、

今を楽しむために、何を将来に向けて計画するべきなのか?

そんなふうにシンパイを使えるようになりたいな、と思いました。




もう一つ、映画を見ていてワクワクしたのが、

ライリーの頭の中に新しいシステムが登場していたこと。


「ジブンラシサノ花」「信念の泉」「意識の川」など、自分というものを

作り上げているシステムがとても分かりやすい形で映像に落とし込まれていました。


自分らしさ…セルフイメージ

信念…良くも悪くも思い込んでいること

意識…潜在意識


これらは私のホロスコープセッションで扱う分野で、根源的システムでもあります。

ホロスコープセッションでは、西洋占星術によってその人らしさを読み解き、

ボディートーク療法によってこのセルフイメージのなかでも特に自分を”守りすぎている”ものを緩めたり、取り除いたりすることができます。


体に残っている強い感情や記憶を解放することを通して、

今ある喜びや楽しさを五感を使って感じられるようにということをサポートできればといつも思っています。

ヨガのレッスンでも、同じようなことを考えながら進めているような気がします。


のびのびと、自分を生きること

わたし自身がそこを目指して、

時に自分の内側にある矛盾とすり合わせをしながら、日々生きています。

抑圧してきた部分を受け入れていくことが、必要なのかもしれません。

そして、同じようにそこを目指している人を応援したいと思っています。


この記事を読んでいただき、

「ちょっとわたしは、ヨロコビが最近足りていないかも…」

「今を楽しむって、どうやったらいいのかな…」

「失敗したり、恥ずかしい思いをするのがとても怖い…」



そんな風に思われた方は、もしかしたらすこしシンパイ(先を気にする)過剰になっているのかもしれませんね。

もちろん私たちの心を守るために存在していてくれる感情ですので、感謝は持ちつつ

ヨロコビに主導権を渡す勇気を、ほんのちょっぴり持てるようになりたいものです。

ヨガ、瞑想、深呼吸をしてみたり、自然の中で五感を使って味わってみることも、

おススメです^^

今を楽しむことを、一緒にやってみましょう❤️


8/19(月)朝9:00〜9:30

zoom瞑想会にもぜひご参加くださいませ。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

わたしの心の中の整理整頓blogでした。笑