96歳×0.5歳
2019.01.02 15:00
お正月は秋田の実家へ。
私の祖父(96歳)は90歳を超えてからパソコンを始めて、最近はタブレットも操るデジタル爺さんです。
今回は私の従兄弟が持ってきたMacBookに興味津々。
タイプライターで鍛えたブラインドタッチの精度をあげるべく、ことわざを入力し続けていました。
年齢で限界を決めず、新しいことを自分から楽しもうとする祖父を私は尊敬しています。
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そんな祖父は戦時中、通信兵として中国本土に派兵されました。
あまり戦争の話は自分からしないのですが、
たまに口を開くと
ある作戦中、3隻の船で移動していると1隻が沈められ大切な仲間を多く失った話をしてくれます。
もし、その1隻に祖父が乗っていたら、私は存在しません。
戦争が終わり、故郷にたどり着くと両親が号泣して迎えてくれたそうです。
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今回の帰省では、祖父母に、ひ孫(私の息子)を抱っこしてもらうことが出来ました。
幸運にも繋がれてきた命のバトンを、私もしっかり繋がなくてはと、祖父の話を聞くたびに思います。