雨漏り修理
お預かり117クーペです。
リアガラス周辺からの酷い雨漏りを見つけたのは、随分前のことです。
重い腰を上げて、やっと対策を始めました。
思い切って、ステンレスのモール(サーベルライン)を外しました。
幸か不幸か、全く糊付けされていなかったため、簡単に外れました。
まず現状確認です。
フレームに、穴開き等はないみたいです。
そして、Cピラー部分のウェザーストリップがなぜか左右方向にゆるゆる…室内への雨漏りはほぼここで確定でしょう。
ルーフ後端裏側、処理が悪いですね。
錆びてるところは貫通しているかもしれません。
サビの処理と必要に応じて穴埋めが必要そうです。
さて、作業開始。
先に申しておきますが、作業途中は手が汚れているため、作業中の画像はありません。悪しからず。
まず、ルーフ後端裏側から。
マイナスドライバーでゴリゴリしてみます。
ここで、残念なお知らせ。
両端は、コーキングや発泡ウレタンで誤魔化されていました。ドライバーがズボッと刺さってしまいました。
旧車の鈑金塗装は手間が掛かるのはわかります。
でも、それなりの金額が掛かっていると聞いています。それでこの仕上げは…。
気を取り直して作業を進めます。
サビキラーを2倍希釈で下処理、そのあと3回塗りしました。
分かりにくい写真ですみません。
その後、穴埋めのために、シーラントをコテコテに盛っておきました。
それから、ウェザーストリップの周囲、外側も、内側も、ブチルのシーラントを注入。
Cピラー側は特にてんこ盛りです。
はみ出て汚いですが、サーベルラインで隠れるので良しとしましょう(笑)。
早速水漏れチェック。
しかし、トランクには池が…
原因は2箇所。
ひとつはテールランプの隙間からのようです。
こちらはまた手を入れます。
もうひとつが、ホイールハウスの上をツツーッと伝って流れてきています。
スマホを突っ込んで闇雲に撮影してみましたが、どこから漏れているのかわかりません…
ふと、助手席ドア上のサビが気になり突いて見るとそこには5ミリほどの穴が!
おそらく屋根からの雨水が流れてきてこの穴から内部に入り、Cピラーの袋部分を通って落ちてきているのでしよう。画像は処理後ですが、サビキラーとコーキングで塞いでおきました。
テールからの侵入は、ランプ本体というよりも、フェンダーパネルとバックパネルの間が大きく開いていることが原因のようです。ここも、コーキングでふさぎました。ちなみに右側は元々きちんとコーキングされていました。一応ランプも水が入りにくいように処理しました。
左テールランプを外したついでに、ソケット不良でブレーキランプ不点灯だったランプのハーネスを交換しました。安曇野の親分に頂いた中古テールから移植しました。バッチリ点灯することを確認。
元に戻してとりあえず完了です。
雨がポツポツ降り出しました。でももう心配いらない…はず。
あとは、何度直しても止まらないATF漏れ修理と、
一年でガスが空っぽのクーラーです。
いつまで経っても終わらないなあ…