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夏休みの小旅行④ 鹿島神宮の七不思議:要石(かなめいし)について

2024.08.19 20:33

昔から鹿島神宮には、鹿島の七不思議として以下のものが伝えられています。

①要石(かなめいし) ②御手洗池(みたらしいけ) ③末無川(すえなしがわ) ④御藤の花(みふじのはな) ⑤海の音 ⑥根上りの松 ⑦松の箸

さて要石について。写真下部にある皿をひっくり返したような石です。茨城県の民話から紹介します。

それは直径40㎝ほどの円型の小さな石です。神様が座ったことがある石で、地下深く通じ、終わる所なく、大地震のもとである鯰(なまず)を押さえているといわれています。

ある時、徳川光圀(黄門)が、本当かどうか掘って確かめようと言いました。家来たちは神罰をおそれ反対しましたが、光圀は聞き入れません。さっそく、人夫を集め、一日で5mほど掘りました。

次の朝、人夫が光圀のもとへきて、「昨日掘った穴が、誰かに埋めつくされた」と言いました。光圀は、昨日以上の深さに穴を掘らせた上に、そばに見張り小屋を建て、寝ずの番をさせました。

ところが次の朝も同じでした。光圀は「埋められるのは、作業をやめるからだ。今日から昼も夜も掘り続けるのじゃ」と言い、さらに沢山の人夫で、昼夜交替で七日間掘り続けました。

ある夜、光圀は不思議な声を訊きました。「光圀。要石を掘りたい気持はわかるが、物には限度がある。それを忘れると、禍いがふりかかるぞ」。

次の朝、光圀は家来や人夫を集め、「この要石は、間違いなく地中の根に達している。もう穴を掘るのはやめにしよう。」と言いました。

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