2024年8月 山梨県と長野県の県境の山 朝日岳 登山
2024年8月、山梨県甲州市と長野県川上村との県境にある朝日岳へ。
登山口はギリギリ山梨県側の大弛峠。
日の出前から撮影開始。
南側(山梨県側)を木立の間から、朝焼けを。
朱色の朝焼け雲の下に、薄っすらと南アルプスの山影が見える。
日の出の時刻になっても谷間の大弛峠には、まだ日は差し込まない。
それでも明るくなった空は青く、白い雲も浮かんでいる。
頃合いを見て登山口から歩き始めると、
森には微かに靄がかかっていた。
ここに朝日が差せば、光のカーテンが掛かりそうなので、
少し待ってみる。
登山口からすぐの森は、苔むしていていい雰囲気。
朝日が差して来て、思ったとおりの光景になった。
贅沢を言えば、もう少し靄が濃ければ、もっと良かったが、
それでもこの日のベストショットと言ってもいいかもしれない。
影を多く。
光を多く。
いつまでも苔むす森を楽しんでいると、一向に先に進めないので先に進むが、
靄は取れても光と影のコントラストが目を惹く。
ずっと森の中だったので、大分進んだ。
登山コースはずっと樹林帯の尾根だが、
場所によって木々の様子が違う。
少し見晴らしが効く場所に出た。
上空には青空があるが、
下方(甲府盆地)は雲に覆われている。
目指す先の山には雲がかかっている。
あの雲が晴れてくれれば、
きっと素晴らしい眺めが待っているはずだ。
木立の隙間から北側(長野県側)を岸壁に雲がかかっている。
靄は取れても良い森だ。
望遠レンズで苔を撮ってみる。
道端に一つだけ立派なキノコが。
妖精のテーブルと名付けてみた。
この辺りからまた靄が出て来た。
これはきっと朝の靄とは違う稜線を越えて行く雲の靄だろう。
そして完全に雲の中。
撮影意欲を掻き立てる景色は無くなり、
淡々と歩いて朝日岳山頂まで来た。
相変わらず、何も見えない雲の中。
朝日岳から、今回の本当の目的地だった金峰山方面を見る。
完全に雲の中だ。
これでは頑張って辿り着いても何も撮れないだろう。
しかも朝の苔むす森で時間を使い過ぎた。
予定より1時間以上オーバーしていた。
その為、ここで撤退する事に決めた。
帰り道では殆ど撮れなかった。
だが、下調べによれば、好天候なら素晴らしい登山コースらしい。
また機会があれば来たいと思う。
少なくとも、朝一番の苔むす森の景色は素晴らしかった。
ブログの方では、短めですが撮影時の体験や、
撮影に関する感想なども記載しています。
こちらの展示館と合わせてご覧頂けると幸いです。
ブログ : OHLOONのふらふら風景撮影記
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