頭の中に情報を残せているかどうか意識してみよう
人間とは面白いもので、同じ時間同じ授業を受けて同じことをやったとしても、頭の中に残っているものがそれぞれで違ったりします。
例えば二人いたら、片方は覚えたことをスラスラ説明できるのに対し、もう片方は説明どころか何を学んだかすら言えない、なんてことがよくあるのです。
多くのテストでは自分の頭の中から答えを出すことを求められますから、後者の方のように頭の中に情報を入れられなければ、テストでは良い点数を取ることはできないでしょう。
勉強時間は一応とるけれど、テストで点が上がらない子の多くは、この現象が顕著だと感じています。まぁ、結局それは「勉強時間」にはなっていないのですが。
これを修正するには、まず本人の心掛けが大切です。頭に残すことに慣れていない子は、頭に情報を残すことに対して相当の負荷を感じるはずですから、この負荷に耐えて少しずつ頭の中の情報を増やしていかねばなりません。
慣れてくると、それが自然にできるようになりますが、最初は難しいです。だからこそ、何度も繰り返すことを意識しましょう。
また、「今何をやっているのか」ということを常に考えるようにしましょう。
ただただ作業的に問題を解いていても、そこにつながりを感じられなければ、知識はすぐに消し飛んでしまいます。各情報をつなげてまとまりで頭の中に入れておきましょう。
「あ、ここはL3のメイン文法だな。で、こっちはここで出てくる表現だな」
「これらはイオンの単元の重要語句や実験だな」
「ここからここまでは江戸時代の話だな」
「このテストは二次関数と相似についてのテストだな」
難しく言えばメタ認知というやつですが、ちょっと俯瞰で物事を見て、情報同士をまとめたりつなげたりすることを意識しましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
頭の中から自由に取り出せるようにしなければテストで使えないからね。