三十七菩提分法⑦八正道
2024.08.22 10:50
『中道(マッジマー パティパダー)』の具体的な実践方法として説いたのが
八正道(アリョー アッタンギコー マッゴー)です。
①正見(サンマーディッティ)=知恵を育てて完璧な見解(真理)に達する
→因果の法則を発見し理解する
②正思惟(サンマーサンカッパ)=欲思惟(異常な欲の妄想)・瞋思惟(異常な怒りの妄想)・
害思惟(敵を攻撃しようとする妄想)の三つを避けて離欲思惟・離瞋思惟(慈しみ)・
離害思惟(憐れみ)の思考を行う
③正語(サンマーワーチャー)言葉の罪を戒めること
→嘘・誹謗中傷・陰口・無駄話の四つの悪を行わないこと
④正業(サンマーカンマンタ)身体で行う罪を戒めること
→殺生・盗み・邪まな性行為の三つを行わないと
⑤正命(サンマーアージーワ)罪を犯して生計を立てるようなことをしないこと
→正語・正業の悪行為を仕事の為であっても、命を維持する目的であっても行わないこと
⑥正精進(サンマーワーヤーマ)犯したことのない悪をこれからも犯さない努力・
犯している悪をこれから犯さない努力・今までに行ったことのない善を行う努力・
今、自分にある善を完成させる努力を行うこと
⑦正念(サンマーサティ)身体の行動に気付く(身念処)・感覚に気付く(受念処)・
心に気付く(心念処)・真理に気付く(法念処)の四つに気付く(四念処)こと
⑧正定(サンマーサマーディ)瞑想実践で、心の集中力を育てること。
集中力に達することを禅定((サマーディ)という