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東日本ボクシング協会

[見どころ!]奈良井翼 vs.福井貫太

2024.08.23 13:04

8月27日(火)後楽園ホール
日本スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者・奈良井翼(RK蒲田)
vs.
挑戦者・福井貫太(石田)

奈良井=1999年12月4日、大阪府出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:15戦13勝(10KO)2敗

福井=1994年1月21日、大阪府出身の30歳。右ボクサーファイター型。戦績:18戦12勝(8KO)5敗1分

奈良井の初防衛戦
KOで決着か

 今年4月、原優奈(真正)を5回TKOで破って日本スーパーフェザー級王座を獲得した奈良井の初防衛戦。戴冠試合では計3度のダウンを奪う快勝だったが、強打だけではなく丁寧に突く左ジャブも目を引いた。2年前、当時の日本王者、坂晃典(仲里)に挑んだときも2度のダウンを奪っているが、自身も2度倒されて6回TKO負けを喫している。その苦い経験が生きたのかもしれない。

 挑戦者の福井は2017年4月にプロデビューしたが、7戦目から勝ったり負けたりを繰り返すなど必ずしも順風満帆の歩みとはいえなかった。しかし、この2年は4連勝(2KO)と好調を維持している。特に昨年10月には元日本フェザー級王者の佐川遼(三迫)に劣勢を跳ね返す8回TKO勝ちを収めており、ランキングを大きくアップさせた。

 ともに攻撃力があるだけに序盤からスリルに富んだ戦いが見られそうだ。奈良井は戴冠試合のように速い左ジャブを突いて主導権を握り、そのうえでパンチ力を生かしたいところ。176㎝の長身の福井もジャブの打ち合いで負けたくはないが、仮にインサイドに入られたとしても右アッパーなどで迎え撃つはず。KOでけりがつきそうだ。(原功)