「質問」に対して「質問」で返答されたらダメ
一生学び続けなければならないのは、
◆コミュニケーション
かな、と。
これまで、一緒に働いているメンバーには、「コミュニケーション能力が高い人ってどんな人だと思う?」という質問をしていました。色々な答えをもらったのですが、
僕の答えは、
「わかりやすく物事を伝えることができる人」
です。論理的に話すことができる人、とか、相手の気持ちを汲み取って話をすることができる人、とかではなく(もちろん重要ですが)、何より話をしていて、自分が話をした時に「質問」をされないようには意識しています。
質問をされない、というのはネガティブな意味ではなくて…。
具体的な事例で言うと、
「●●さん、好きなモノって何ですか?」
「えっと、好きなモノのモノって何ですかね?食べ物?」
とか。
「●●さんが重要視していることって何ですか?」
「 … 。重要視していることって、勤務地とかですかね?仕事において、ですか?」
などなど。
2点目はキャリアカウンセリングでよくあることなのですが、自分が質問をしたことに対して質問で返されてしまうと、自分の質問力がないと思うようにしています。
この2点は極端な事例なのですが、日々相手方に質問をすることってあると思うんです。その質問って回答者にとって不足はないのか?という点は考えたほうが良いですよね。
特に採用インタビューをここ最近やることが多いので、質問をする上で重要視していることとして、
・その質問をした背景、理由
⇒この質問を求職者は聞きたがっている、純粋に山根自身が気になっている、など。
・質問への回答イメージ
⇒回答イメージとしては例えば、●●とか▼▼とか、と言う。
などは伝えるようにしています。
自分がイメージをしている回答がこないこともありますし、なぜかというと自分の質問の仕方が悪いから、と思うようにしています。質問って難しい。
逆の視点で。
自分が逆に質問をされる立場の場合、どう回答して良いかわからないこともあるんです。質問が抽象的なパターンです。
そういった時に、
「えっと、すみません、今の質問わからなかったのでもう1度お願いできますか?」
「あ、すみません。どう回答すればよろしいでしょうか?」
って聞いてしまう方は僕はダメだと思っています。
その質問が全くわからないってわけではないですよね。少なくともその質問内容は50%くらいは理解できているはず。
であれば、
「えっと、●●とか▼▼っていう回答をイメージされていますか?」
「●●という質問という解釈で大丈夫そうですかね?」
「あなたの求めている回答ができるかわからないのですが」
などと言うようにしています。
拡大質問と限定質問をするタイミングは重要ですし、コミュニケーションにおいて限定質問のほうがスムーズに進みやすかったりすることはみなさんご理解頂いているかと。
拡大質問:それって何ですか?具体的には?どうしてですか?
拡大質問を連発してしまうと相手に圧迫感もありますしね。
日々精進します。