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木常日ふるさと祭り③武士様のお手

2024.09.06 12:00

こんにちは、フルカです🌸

花火大会の日記その3️⃣です


前回のモニちゃんとるるい君のお話

私はまったく気づかずびっくりしました😳

そんなことが起きていたなんて😅


同じ頃、私は2人の後ろで

アクシデントに見舞われていたので

どうかお許しを〜😂


歩行者天国はあまりにも人が多いので

1番小さい私はみんなとはぐれないよう

なるべく隙間を開けずに歩くなど

気をつけていました🐢


ところが

大柄な学生さんの団体とすれ違う際

向こう様のカバンに引っ掛かってしまったのです😅


反対の流れに呑まれかけたところ


「さや」


と、秋雨さんが私を引き戻してくれました


武士様のお手に触れる

またとない機会🥹‼️


……なのですが


触れた瞬間

私は重大なことに気がつきました⚡️


それは私の小さい頃に遡ります🐣


ひどい風邪を引いて何日も寝込んでいた時

誰かがずっと私の手を握っていてくれました


母とも父とも違う手だったため

私や家族の間では

ご先祖様が守ってくれたのだろう

という結論になっています


私は夢を見ていたのだろうと


苦しくて不安だった私を

励まし続けてくれた手の感覚は

今でも鮮明に覚えています


なので間違いありません


その手の主は

秋雨さんでした

「後ろにいな」


私を引き戻すと秋雨さんはそう言いました

はい、と、ひとまず従う私


もう手を放されてしまいましたが

またはぐれたら怖いのでと

お袖に掴まらせてもらいました🙉


ご先祖様ならときめき厳禁だとしても

武士様のお背中は尊すぎます……😭


前後に並んでしまったので

それ以降、会場に着くまで秋雨さんと私は

ずっと無言のまま歩いていました


それから数十分後


(あれ? そういえば……)


花火を見ている時に

もう一つ重大なことを思い出しました


先ほど秋雨さんは私のことを

「さや」と呼びませんでしたか……と🤔


周りの浴衣姿を見て

明治に帰ったような気分だと言っていたので

咄嗟に出てしまったのかもしれません


ですがこのパターンは紛れもなく

亡くしたという大切な方のお名前ですよね


令和に来てからもずっと

さやさんのことを思い続けていたのでしょう


秋雨さんはいつも私に

親切にしてくださいますが


実は、今まで一度も

名前で呼ばれたことがないのです🥺


秋雨さんにとって

「私(フルカ)」とは

どういう存在なのでしょうか


ちょっと気になってしまいました



2024.9.6

フルカ