センターが無くなって困るのは、釜ヶ崎の労働者
5年と4カ月前の4月24日、大阪府(吉村洋文知事)は大阪府警の機動隊200人を動員して暴力的にセンター内で生活している約100人の労働者をセンター外に追い立て強制的にシャッターを閉じてしまいました。
センターは国が国民の税金を使って建設されたものです。それを耐用年数がまだ半分以上残っているころよりセンターの建て替えを言いだしたのは当時の橋下徹市長(維新の会)でした。トップダウンでの方針でした。決してボトムアップではありません。
維新の会が進める西成特区構想は釜ヶ崎の労働者を排除する方向で進められているのです。
その顕著な現象は8年前、大阪市長であった吉村洋文氏が行った花園公園で野宿していた釜ヶ崎の労働者を「だれもが使える公園にする」との口実で行政代執行を盾に花園公園から一人残らず強制排除するという暴挙を行ったことです。
ところがあれから8年経過したいまだに花園公園のカギはかけられたままで「だれもが使えない公園」になっています。
こっそりテニスコートを作り、それを利用しているのが今宮小中一貫校の生徒さんたち。釜ヶ崎の労働者排除を狙う維新の会がすすめる特区構想なんてクソくらえと言いたい。
釜ヶ崎のまちづくり会議の委員の中でも「センターつぶすな」と訴えて続けているのは釜合労だけです。たった一人での意見ですが間違っているとは思っていません。
大阪府知事となった吉村洋文氏が次に狙っているのが「耐震性が弱い」との口実でセンターをつぶし、釜ヶ崎労働者を散り散りバラバラにして見えなくすることです。
大阪府庁の本館(知事室がある)は大正時代に建てられたもので、センターよりも耐震性が弱いとされていました。それで建て替えたかというと免振工事をして使っています。
そしたらセンターの耐震性が弱いと言うのなら、自分たちがやったように耐震工事をして補強したらいいだけのこと。吉村知事の口実に乗せられてはいけません。
センターが無くなって困るのは釜ヶ崎の労働者です。「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」こそが労働者の声です。
8月31日(土)午後3時 三角公園
「センターつぶすな」集会・デモ
花咲かじいさんの花壇
ツメキリソウが花壇一面に植えられ、ピンクや白の大きな花びらが風に揺れています。フェンスの際に挿し木されたジャスミンとバラもこの暑さを乗り切って成長しています。
朝と夕方、1日2回花の水やりを続けておられる花咲かじいさん。トイレの水道の蛇口は労働者も手洗い等で使いますから、そのたびに花壇の入り口を出て花壇を半周してトイレまで行き、蛇口からホースをはずさねばなりません。
「1日2回水やりせないかんのは夏場だけやけどな。時間かかるわ」と汗を拭きながら屈託なく笑っておられます。
それにしても花壇に水道をつければいいだけのこと。大阪市は約束を守ってほしいものです。
今後の予定
センターはこの街の宝です
8月26日(月)午後3時
コスモス(株)
新件 第4回調査
8月31日(土)午後3時
三角公園「センターつぶすな」集会・デモ
10月2日(水)午前11時
コスモス(株)
新件 第5回調査
2024年8月26日
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