ZiziとMeo Romeo
2019.01.06 21:31
2018年は日本でもブルーノムナーリの回顧展があったけれど、これはムナーリの手になるオモチャで、彼の名前とともにイタリアのデザインを世界的に有名にしたもの。
イタリアのタイヤメーカー、ピレリのためにデザインされ、なかにフレキシブルな針金が入り外はゴム製だ。
左は「ジジ」と名づけられたお猿で、すぐれた工業デザインに与えられる国内の賞「コンパッソドーロ金のコンパス賞」を1953年に受賞している。
レプリカが市販されていて、たしか私も子どもの頃もっていたようなおぼろげな記憶がある。
1949年に発表された猫のメオロメオはホンモノ?と初対面だった。
私はこれは黒だと思っていたがこんな色もあるのだ。
実物はちょっと疲れているけれど、なかなかかわいい。
本当は連れて帰りたかったが、これらと対面できたピレリのアーカイブには物販がないのだった。
おそらく「トリエンナーレ」に行けば売っているかもしれない。
またの楽しみということで。
上は入り口に飾られたオブジェ。
かつてリカッルド・マンツィがピレリのためにデザインした有名なキャラクターをベースにトム・ディクスンが現代風にアレンジしたもの。
上がオリジナルのひとつだ。
こうしてかつての宣伝素材がていねいに保管されているのに感心。