経験者にインタビューその6
オペレッタ第一期生だった井上いづみさんに、お話を伺いました!
いづみさんが小学校4年生の時から、伊久美小オペレッタは始まりました。でも、その時の作品のことなどは、あまり覚えていないそう。
なので、創始者杉本通子先生にお借りした貴重な資料、第一回目の台本と楽譜が手元にある私たちは、小学校4年生が歌っていたであろうパートの歌を、少し口ずさんでいづみさんに聞いてもらったところ、「この歌は歌った覚えがある!」とのこと。やはり、歌の力というのはすごいですね。
それよりも、小学校5年生の時に演じた作品のことは、よく覚えているそうです。
その作品の題名は「やまめのくれたこづち」。
調べたら、これは生徒さんが創作した伊久美の物語を、オペレッタにアレンジしたものでした。生徒さんが物語を作るなんていうこともすごい・・・!
この作品で、いづみさんはナレーターの役だったそうです。
「若者」が「バカモノ」に聞こえるから気をつけて、という滑舌の注意を受けたことをはっきりと覚えてらっしゃいました。
また、同級生がピアノの伴奏をしていたそうで、それを見て、すごいな、と憧れたそうです。
他の経験者の方から聞いていた、練習が厳しかった思い出なども伺ってみましたが、あまり印象になかった様子。きっとそつなくこなされていたんではないでしょうか。
(インタビューの後から、「めっちゃ腹筋をした記憶がある」と同級生は言っていたと教えてくださいました😀)
色んな方にインタビューするたびに、人によって覚えていることが違うのがとても面白いです。
振り返ってみると、市民会館での発表会で、他校から一目置かれる感じを受けたことや、公演が終わった時の達成感があったことを思い出す、とお話しくださいました。
やがて、いづみさんのお子さんたちが同じく伊久美小学校でオペレッタをやることになった時、オペレッタがまだ続いていたことが、とても嬉しかったそうです。当時のことはあまり覚えていなくても、こんなに続いているオペレッタが自分たちの代で始まった、オペレッタの最初を自分たちがやったんだ、ということが、とても嬉しく、誇りに思える。そんな風に話してくださいました。
ちょうど視察にいらしていたこの活動を支援してくださってるアーツカウンシルしずおかの若菜さんも同席してくださり、印象に残った演目のお話や、当時の衣装のお話をお聞きしたり、当時お手製だったというオリジナルの卒業アルバムを見せていただりして、良い時間を過ごさせていただきました。
ちょうど静岡新聞さんが取材に来てくださって、8月26日(月)付の静岡新聞の地域のページに、インタビューの様子が掲載されましたよ。
井上いづみさん、ご協力、ありがとうございました!
来年は、「やまめのくれたこづち」をやって、いづみさんにナレーターをやっていただきたいな、と思った帰り道でした。
まだまだ参加者募集中です!