第三回公演直前!突撃役者インタビュー☆ vol.3
明けましておめでとうございます。🎍☀🎍☀🎍
年が明けてしょっぱなのインタビューという大役を仰せつかったTEAM909の斎田東亜ですが、新年早々風邪を引いて、喉がいたいよぉ😷
さあ、前回、前々回と刑事役の2人のインタビューが続きましたが、そこから続くのは、妄想超特急という劇団の団員役の方々です。
妄想超特急の先陣を切るのは、猿渡ユリエ役の下城すみれ、通称、すーちゃんです!!
すーちゃんは、前回の公演では、僕と夫婦役になった間柄だったんですけど、色んな面がある底が見えないミステリアスガールなんで、その彼女の本質に迫りたいと思います!!
👀
とう:じゃあ、よろしくお願いします。
すー:よろしくお願いします。
とう:じゃあ、まず役者の自己紹介を
すー:下城すみれです。
えっと、演劇自体を始めたのが去年の3月で、未知の世界なんで。。。飛び込んでみようみたいな感じで始めました。
舞台は今回が2回目で、映像作品(※)も撮影が終了して。。。
※映像作品とは『メガロフォビアの恋』という作品で、絶賛、すーちゃんが編集中です。
2月公演が挟まったので公開は未定ですが、私、斎田東亜も公開を楽しみにしています!!
とう:最初の時は、入ってきて直ぐにもう舞台に参加してたって印象だっだけど、
すー:そうですね。
とう:あれからは、いろいろ経験しているかなって思うんだけど、
すー:いやー。。。でも、前回の公演は、私、役が付くと思ってなくて参加しました。
(ボブさんには)スタッフとか込みでってことだと思って、「参加します」って言って、
とう:えーっ?!!!ってなった?
すー:そう。
(冷静な口調で)だから、びっくりしたんですけど、だけどやってよかったなって思いました。
それで、だいぶ演劇の楽しさとか知ったので。。。
そうだったんだ!!
そんな経緯があったとは、
当時を語るすーちゃんはすごく淡々と話しているんで、良い意味で背中を押されたんだなと。。。
ボブさんの隠れたファインプレー?!
👀
とう:今回の(自分の演じる)役の紹介です。
すー:(演じる猿渡ユリエは)なんか、常にイライラしているような感じの役で、私も結構、常にイライラしているタイプなんですよ。
とう:(なんとも返答しづらい感じで)あー。
すー:はは。だから、なんか電車乗ってても、「あ”ー」とかなったりとかして。。。
結構、近しい感じだなぁと思ってます。
とう:なんか(すーちゃんと)接していると、色々な面があるなって印象があるんだけど。。。
イライラするのは、その一部かなって思ったんだけど、
(この辺から休憩が終わって、周りで発声練習が始まる。)
すー:自分では性格悪いなっていうのはわかってるんですけど。。。
でも、ユリエっていう役は、たぶん自分で「私。性格、今の悪かったわー」とかは特に思ってなくて。。。
そこはちょっと割り切ってというか、自分と似てるけど違うんだっていうのは理解して。。。
(ー_ー)!!
ここで周りの声で、すーちゃんの声が聞き取りづらくなってきて。。。
とう:(周りを見ながら)これ(ボイスレコーダー)がね。取れているのかが。。。
すー:ここまでにしておきますか?
とう:そうね。ちょっと、一回これで取れているのか確認するよ。。。
ということで、いったんここでインタビューを終了しました。
すーちゃんが自分の性格が悪いと告白し出したのですが、そこを深堀りできずに終わっちゃった。
でも、すーちゃんってホント色んな面があるし、そこばっかり強調してもなぁと思うんで先に進みます。
ということで、1週間後に(今度は静かなところで)インタビューを仕切り直しました。
とう:とりあえず役紹介までは終わっているから、じゃあ、舞台の見どころを(教えて)
すー:前回(の舞台)は会話劇みたいな感じだったけど、みんな言っているかもしれないですけど、今回は動きが結構多くって、
それをもう細かく細かく詰めてやっています。
ダンスとかもまぁあるんですけど、そうじゃないところとか、立ち位置をどう動いてとかをすごく細かく決めているんで、そこはお客さんからしたら、別にですけど、
とう:逆に意識させちゃいけないことろかもしれないよね。逆に。
すー:はは。逆に。。。
そうですね。そこはやっぱ、なんだろう?
スッ、スッと進んで、お客さんがスッと入り込めたらというか、ちゃんと引っ掛からずに見れたらいいなってことろが。。。
(ちょっと間が空いて)
。。。見どころじゃなくなっちゃったけど、
とう:はは。
僕が思うのは、すーちゃんはちょっとした所作っていうのが、そういうのがすごく上手いというか、
すー:ホントですか?!
とう:また、ダンスとはいうのは別だと思うけど。
すー:ダンスはちょっと。。。
とう:まぁ、ダンスはダンスとして(別と考えれば)、舞台の中での動きとかすごく自然で。。。
すー:わぁー。ありがとうございます!
ここで、私、斎田東亜が思い出したのが、すーちゃんが稽古中に他の役の所作について自分のアイディアを披露したシーン。
可愛らしさが滲み出る仕草を披露して、思わずキュンとしてしまったのを思い出してしまった。
それを本人に伝えると、「色々見てますからね。可愛い女とか。。。」と冷静な一言が。。。
すー:私の知り合いから、あのー。。。そのー。。。
どれだけ下城がダンスをできているかっていうのとか、見どころかも知れないです。
知り合い限定になっちゃうんですけど。。。
とう:そんなに(苦手意識が)。。。
すー:超苦手ですよ。動きとか全部ダサいと思っているし。
とう:逆に言うと、自分でビジョンがあるのかもしれない。
後はそれが形にできるか、自分がついていけるか、体が。。。
すー:あー。それは、確かにあるかもしれないですね。
なんか、自分が動いているのと、見られるってか、傍から見てみたら違いますもんね。
なるほど。今までのやり取りで、すーちゃんのことが色々わかった気がした。
すーちゃんって”観察者”なんですね。
電車に乗って「あ”-」ってなるのも、他人の嫌な振る舞いが「見えて」しまうんですよね。
で、他人だけでなく自分も「見えて」しまうから理想とのギャップに苦しんでしまう。
すーちゃんにとっての「イライラ」は、すーちゃんをすーちゃんたらしめるものなんですね。
👀
とう:じゃあ、脚本について、
すー:ストーリーについてみたいなことですよね。
とう:まっ自分の役以外も含めて。。。
すー:前回(公演)のホタルの脚本でも言ったんですけど、単純にボブさんの脚本が好きで、
今回のやつ、コンプレックスがやっぱり、なんだろ。。。
盛り込まれているじゃないですか?
キャラクター、人それぞれコンプレックスがあって、まっコンプレックスがない人っていうのもいて、で、ボブさんがTwitterで、”コンプレックスモンスター”って、
とう:あっ自分のことね。
すー:そう、自分のこと言ってて、なんかいいなぁって。
とう:いいなぁ?!
すー:私もコンプレックスの塊なんですけど、人のコンプレックスを抱えている姿って、なんかすごい多角的だなぁとそんな気がする。
それをもって、どう動くか、コンプレックスをもってどう動くかっていうのは人によるんですけど、それが良くバネになっている人もいれば、できずに抱え込んじゃう人とかいるんですけど、やっぱ、その色んな種類の人間というのが脚本に出てきてて。。。だから社会ですよね。
とう:縮図みたいな?コンプレックスの社会の縮図というか(笑)
すー:はは。コンプレックスをテーマとして見た社会の。。。
だから、その、ストーリー的に見てももちろん面白いんですけど、キャラクター、一人一人とってみても面白いなぁって。。。
なんだろ。。。なんですかね?
とう:やっぱ、ボブさん自身が全部(のキャラクターに)愛情をもって書いてるって言ったんで、一人ずつちゃんと何かがあるというか。。。
すー:何か、ただいるだけの役っていうのがいないから、一人一人にストーリーがあるっていう感じがすごい好きですね。
とう:うん。劇の長さがあるから、一人一人の具体的な事柄は語られなくても、その行間から色々なものが感じれる気がするね。
すー:そうですね。
とう:そういう意味だと、ユリエもいろんなバックボーンがあるだろうから、そういうのを(演じられるようになるのを)目標に。。。
(インタビューも終わりに近づいて、〆みたいなものを意識してしまって、返事を誘導している?!)
すー:頑張ります。
とう:(苦笑)僕もなれるように頑張ります。
なんか誘導尋問的になっちゃってごめんね、すーちゃん。
でも、脚本から「コンプレックスをテーマとして見た社会」を感じて、それを自分の中で昇華しようとしているすーちゃんを頼もしく感じてるよ!!
👀
とう:じゃあ、最後に一言。
すー:最後に一言。。。
来てください。
とう:ダンスを見に?
すー:ははははは。(苦笑)ダンスは別に、色んな人にじっくり見られたくない!
でも、まぁ一つの演出としてダンス頑張るので。。。
(ダンスのくだりで終わりたくないと思ったのか、仕切り直すように考えて)
すー:うーん。そうですね。最後に一言。。。
やっぱ、さっき言ったように、役一人一人のストーリー展開とか考えるのがすごく面白いと思うので。。。
やっぱ、ボブさんの脚本頭使うんですよね。
とう:うん。
すー:だから、その、ぶっちゃけ、今回の公演は賛否がすごい分かれると思う。
まっ、みんな感じていると思うけど。。。
最後に来て、何かをブッ込んできた?!
すーちゃんは「みんな感じている」と言っているけど、確かに僕も感じてはいるが、すーちゃんほどの温度で感じていない気がするなぁ。。。やっぱり、男女での感じ方の差かな?
何れにしても、”観察者”すーちゃんの発言は重みがあって聞き逃せない。。。
すー:でも、じっくり考えて見て欲しい。
もちろんやっているのをパッと見て、これ好きだな、これ嫌いだなとか、それ(感覚的に思うこと)も大切だと思うんですけど、その好きな理由、嫌いな理由とかも考えて見て欲しいですね。
とう:なるほどね。
すー:そして、アンケートに書いて欲しい。
アンケートってめっちゃ、良いコメントも悪いコメントもどっちもやっぱり為になるというか。。。
私、いつも観劇に行ってアンケート用紙があるとパァーッと書くんですよ。
書きながら自分の中で整理したりとかするんで、もう、アンケート用紙ぐっちゃぐっちゃになっちゃっても良いので、書いてみて欲しいですね。なんかしら。
とう:賛否が分かれるのは覚悟の上なんで、皆さん(アンケートには)本音を書いてくださいってことですね。
すー:この役好きだったとかでも良いので。。。全然。
とう:じゃあ、終わります。ありがとうございました。
すー:ありがとうございました。
👀
以上、すーちゃんのインタビューでした。どうだったでしょうか?
このインタビューの最後の終わり方も賛否はあるでしょうが、でも、誰でも安心して見れるハートウォーミングな作風ではないので誰かがそれを明言する必要があり、これはこれで良かったと思います。
このインタビューで感じたのは、「色んな人を見て、色んなことを感じて、葛藤しながら前に進んでいる」のが”下城すみれ”だっていうことです。
そのすーちゃんが、この作品は「賛否が分かれるけど面白い」って言うんだから、それはただの作品ではないことは明らかだと思いませんか?
このインタビューを見た人は、ぜひ、彼女の為、ひいては劇団の為にアンケートを書いてください!!
というか、アンケートでなくても良いと思いますよ。
彼女が言うように「書くこと」で頭の中が整理されることもあるし、逆に「話すこと」で頭が整理されるタイプの人は、直接、彼女に話しかけてあげてください。(Twitterであれば、すーちゃんのアカウントは@shimojosumireです。)
彼女は外見はとっつきにくい独特なオーラがあるかもしれませんが、内面はひょうきんなことろがあるんですよ(#^.^#)
👀
最後まで読んでくださってありがとうございます。新年早々の読み物としては、重たかったですかね?
僕は元旦からグリーンカレーを食べるような人間なんで、ある意味、斎田東亜のカラーを出せたインタビューだったのでは?
次のインタビューは明日お届けいたします。
しかも、また僕が担当します。
また、東亜色に染めた濃いインタビューをお送りするので、よかったらお付き合いください!!