ZIPANG-9 TOKIO 2020地域の景観保全にも貢献!富山・散居村の屋敷林お手入れから生まれた~アロマミスト ~「カイニョミックス」とは(その2)
編集前記
アロマテラピー(aromatherapy-芳香療法)とは
世界中で自然志向が高まっている中で、私たちの身辺でも化学香料、化学的な薬品等化学合成品の使用をできるだけ避けたいとする動きが広まってきております。
また日々の生活においても倦怠感、ストレスなど心の病にさいなまれている人が多くなり社会問題となっております。天然の精油(エッセンシャルオイル)の香りと成分は、人間の心に訴えかけその疲れた心身を癒してくれます。
アロマテラピー(aromatherapy-芳香療法)とはこの自然の恵みを生かした精油を使って心とからだをいたわる方法です。
アロマミスト「カイニョミックス」
株式会社水と匠は、富山県砺波(となみ)平野の美しい農村景観「散居村」保全活動の一環として、散居村の屋敷林の樹木から抽出した精油を使用したアロマミスト「カイニョミックス」を発売。
富山県 富山平野の散居村
散居村マップ
屋敷林(カイニョ)と伝統的な「アズマダチ古民家」
富山の地形と人々の共生が作り上げた、優れたエコシステム「散居村」
水田の中に家々が点在する日本最大の砺波平野の散居村。家の周りに巡らされた屋敷林はこの地方では「カイニョ」と呼ばれ、冬の季節風や吹雪、夏の日差しから人々の暮らしを守ってくれています。
かつては、落ち薬や枝木などは煮炊きの燃料として、スギやケヤキなどは家を増築する際の建材や様々な生活道具にも利用されるなど、サステナブルな暮らしが江戸時代から営まれてきました。
カイニョは多様な生物の棲家でもあり、ヒートアイランド化を防ぎ、CO2を吸収するなど、優れたエコシステムでもあります。
「カイニョお手入れ支援隊」による屋敷林整備の様子
保全と未来継承のために
ところが、人口減少やライフスタイルの変化などにより、年々水田や屋敷林の維持が難しくなっています。「カイニョミックス」は、その保全と未来継承に貢献するため、屋敷林整備の際に出る剪定枝から抽出した精油を使って開発されたアロマミストです。
スギ、ヒノキ、あすなろ、松、イチイ、イブキなど、その場所、その季節のカイニョの精油がミックスされたもので、毎回香りが変わります。
屋敷林の多様な木々の香りはまさに森林浴。枕カバーに、車内で、気分転換に。シュッとスプレーしてリフレッシュにお役立てください。
本商品の代金には50円の寄付金が含まれており、散居村保全活動への支援に充てさせていただきます。
「アズマダチ古民家」を改修したアートホテル楽土庵
楽土庵とカイニョお手入れ支援隊
本商品は、水と匠が運営している宿泊施設「楽土庵(らくどあん)」での散居村保全活動がきっかけとなって誕生しました。
砺波平野の散居村の中に建つ楽土庵のコンセプトは、富山の自然と人が共につくり上げてきたこの土地ならではの品格=土徳を体感いただくこと。500年の年月をかけて作られてきた散居村景観を富山の土徳の象徴と捉え、その保全継承にも取り組んでいます。
その一つとして、宿泊代金の2%を散居村保全のための寄付金とし、支援先の一つである、ボランティアでカイニョの整備に取り組む「カイニョお手入れ支援隊」の活動にも参加しています。
そこで、かつては煮炊きや建材に活用されていたカイニョの木や落ち葉が現在は行き場を失っていることを知り、新たな活用方法の一つとして、精油を抽出することになりました。
アロマセレクトでの精油抽出
富山県の森の資源を生かし、精油を抽出している「アロマセレクト」さんの賛同を得て、
共にプロダクト開発に取り組みました。
カイニョの木々は季節、エリア、屋敷によって異なり、樹種を厳密に選別することが難しいため、その都度異なる香りを楽しんでいただく、「カイニョミックス」となりました。ワインのテロワールのように、2度と同じ香りは生まれません。
今回は、「 2022 + 2023 Autumn」「2023 Spring」の2種類を発売。
商品には散居村保全への寄付金も含まれており、森の中にいるような香りを楽しみながら、地域のネイチャーポジティブ(自然再興)にも貢献できます。
また、今後は富山県砺波市と連携し、より広く散居村の住民に剪定枝提供を募ることにより、生産量の増加と地域でカイニョを守る機運の高まりにもつなげたいとの考えです。
ご興味のある方はぜひご連絡を!
お問い合わせ
楽土庵 水と匠・ブティック
富山県砺波市野村島645 電話:0766-77-3315
AROMA SELECT
富山県中新川郡上市町広野753 電話:080-5856-9834
商品概要
商品名:カイニョミックス アロマミスト
「2022 + 2023 Autumn」「2023 Spring」
価格 :1,320円(税込)
内容量:45ml
原材料:スギ枝葉、マツ葉、イチイ葉、イトスギ葉、アスナロ葉、イブキ葉、他
原産地:富山県
製造元:株式会社プロジェクトデザイン
発売元:株式会社水と匠
協力 :カイニョお手入れ支援隊
スプレータイプで容量は45ml
かつては燃料に使用されていた剪定枝の新たな活用の提案でもあります。本商品の代金には50円の寄付金が含まれており、 散居村保全活動への支援に充てさせていただきます。
※開発にあたっては、サステナブルな観光を推進する
観光庁「サステナブルな観光に資する好循環の仕組みづくりモデル事業」
として取り組んでいます。
【会社概要】
社名 : 株式会社水と匠
代表者 : 代表取締役社長 林口 砂里
所在地 : 〒933-0397 富山県高岡市内島3550
設立 : 2021年7月
事業内容: 富山県西部地区を中心とした旅行商品の開発・販売、
県内産品のリブランディングや開発や空き家の利活用まで、
域内外の関係者をつなぎながら、さまざまな事業を展開しています。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
香りの学校LIVE(かおりのがっこうライブ)
一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
コロナウイルス対策公開!
アロマテラピー(aromatherapy-芳香療法)
Ⓒ鎹八咫烏
アロマテラピーとは
"アロマ" の語源はギリシャ語の「香草、香辛料」に由来し、これを利用した療法即ち"テラピー又はセラピー" が、日本語では芳香療法または精油療法と呼ばれます。これはヨーロッパに古くから伝わる民間療法ですが、本格的に日本に紹介されたのは、1980年代以降のことでした。
この療法の真髄は植物から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(精油)を使用することにあります。
一般的には香りを嗅ぐことによって「心」を安定させ、「体」を健康にすることと解釈されて います。
歴史
古代エジプトでは、約5千年も前から植物油に香りのあるハーブなどの植物を浸たして、その香りを移し香油として使用していました。世界で初めて植物療法として活用したのは医学の祖、古代ギリシャのヒポクラテス(紀元前460年頃~紀元前370年頃)です。
ヒポクラテスは、人間の自然治癒力を高めるためには、4つの要素すなわち、太陽光、水、空気、大地(土)であると説きました。
当編集局では、手洗い、マスク、室内換気は勿論のこと、それ以外に独自のコロナウイルス対策を行っております。編集局内の各所に、アロマテラピー(アロマセラピー)で使用するエッセンシャルオイル(精油)の、オリジナルブレンドによるインテリア空間への芳香です。
風邪と花粉症予防にもなり現在のところ、狭い編集局ですが、香りにより快適な空間となっております。
そこで、レシピを公開いたしますので、よろしければ皆様も一度試してみて下さい。
エッセンシャルオイル3種類をブレンドして空間に芳香しています。
①精油名はニアウリ(ニガウリと勘違いした人がおられますので要注意)
②精油名はラベンダー
③精油名はネロリ(小生にとってのベストはネロリですが、花から抽出するため高価なので購入が難しいという方は、一般的な果皮から抽出する甘い香りのオレンジを使用して下さい。どちらでも大丈夫です。他にも葉から抽出するプチグレンがありますが、渋みがあるのでこのケースには、使用しない方がよいかと思います⁉が、香りを確かめて下さい。)
※それぞれの精油の滴数は本文にてご確認ください。
エッセンシャルオイル(精油)の香りを確認する方法ですが、初めての方は、蓋(ふた)を取った瓶の口から直接香りを確かめられますが、エッセンシャルオイル(精油)の本当の香りは蓋を取った蓋の内側にありますので、必ず、蓋の内側で確認してください。
マイルドな香りが致します。
又、成分分析表が添付してあるエッセンシャルオイル(精油)かどうかも確かめて下さい。
アロマ環境セラピスト
(鎹八咫烏)
まだまだ先が長いので、ここからは…
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
自然療法~アロマテラピー~
ZIPANG-4 TOKIO 2020 当編集局のコロナウイルス対策公開します!
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8099251
地球上の全ての生物は海から生まれた…
私たち人間を含め‘全ての生物の誕生の源は海である’と言われています。海で生まれ進化を繰り返し、やがて陸へ上がった時、生物たちは体内に「小さな海」を残したまま更なる進化を続け現在に至る、とされています。
その理由として、海(海水)の成分が体の中の体液(血液・細胞内液・細胞外液・リンパ液など)の成分や胎内で胎児を包む羊水の成分に非常に似ているためであります。
したがって、今でも私たちの記憶(本能)の中には海が存在すると同時に、母の胎内で過ごした安心感を呼び起こし自然とリラックスを促すのです。
これらがタラソテラピーの根源になっています。
タラソテラピーの起源は古く、紀元前480年にはエウリピデスが「海は人のけがれを洗い流してくれる」という言葉を残しています。その後、長い年月をかけフランスで海洋療法として確立されました。
タラソテラピー <10種類の療法 >
タラソテラピーは10種類の療法に大別されています。なかでも、海水入浴療法(バルネオテラピー)は、全身の皮膚から直接ミネラルを取り込むことができるため、最も重要な施術といわれています。
フランス ブルターニュ沖の海岸沿いに群生する、クリストマリン(仏:クリステマリン)という植物です。潮風が運んだミネラルはクリストマリンにたくさん含まれるのです。
エイジレススキンを目指す場合、欠かせない化粧品原料となります。
タラソテラピーとは・・・
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 自然療法(2)タラソテラピー「免疫力を高めてコロナウイルス予防!」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8131344
タラソテラピー
海の資源(海水・海藻・海泥)で「免疫力を高めて・・・」
タラソテラピー 10種類の療法の内、「日光(ヘリオテラピー)」
ギリシャ エーゲ海にて・・・ Ⓒ鎹八咫烏
タラソテラピーの起源は、ギリシア・ローマ時代にさかのぼりますが、20世紀初頭、フランスの生理生物学者ルネ・カントンによって海水と体液の類似性が証明され、ヨーロッパ全域に医療と保養のタラソテラピーセンターが次々と開設。現代のスパの礎が築かれました。
タラソテラピーに欠かせない海の天然成分「海藻」はその色によって「藍藻類」「緑藻類」「紅藻類」「褐藻類」の4種類に大きく分けられます。褐藻類はフィコキサンチンという緑がかった茶色の色素を含みます。ラミナリアディギタータなどの大型の海藻が多く、沿岸の海中に広大な“草原”を形成します。干潮時には沿岸を覆う様子が観察されます。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 自然療法(3)タラソテラピー 海の資源(海水・海藻・海泥)で「免疫力を高めてコロナウイルス予防!」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8151280
岐阜とフィレンツェ 姉妹都市提携40周年記念講演会
姉妹都市提携の経緯
岐阜市とフィレンツェ市は、都市の規模や地勢がよく似ています。
フィレンツェでの「ルネサンス」のころ岐阜は織田信長の時代であり、楽市楽座をはじめ大変に盛況を極めたという歴史的な類似点、さらに両市とも繊維産業の中心地である点などがあり、岐阜の繊維産業界から、洗練されたファッションの街フィレンツェ市と姉妹都市提携をしたいという強い要望や、市議会への陳情書などにより、市も提携を推進し、国会議員・ローマ日本大使館一等書記官の多大な協力を得て昭和53年(1978年)に姉妹都市提携を行いました。
岐阜市は昔、井の口といい、戦国時代 織田信長公が「周の文王岐山に起き天下を定む」との故事から、「岐阜」と名づけ全国に広められたと言われています。この深き由緒にもとづき、井の口の「井」をもって岐阜市の象徴とし、これを市章と定められました。
(フィレンツェの街の屋根の色に合わせたわけでは・・・?)
岐阜市と姉妹都市提携40周年を迎えるイタリア・フィレンツェは、14~16世紀にかけルネサンス発祥の地として栄え、今でもその当時の面影が残る美しい建造物や街並みが世界中の多くの人を魅了し続けている街として有名です。
今回、そんなフィレンツェのよく知られた観光地としての側面ではなく、そこで生きる人々がどのような日常を過ごし、そして今日までのフィレンツェという街をどのように支えてきたのかについて、講師の在住経験を通して触れた、‘暮らす人々の視点’から見たフィレンツェについてお伝えします。
遠く離れた文化も言語も違う異国の街でありながら、意外にも岐阜市との共通点が多いフィレンツェを 少しでも身近に感じて頂ける機会になればと思います。
自然療法セラピスト
講師 麻衣 ラーナヴェルデ氏
講師プロフィール
大学にて遺伝子工学を学んだ後、渡欧、イギリス、アイルランド、スイス、フランス、イタリアにてアロマテラピーを含む自然療法全般を修得・実践。
帰国後、インテリアコーディネーター&デザイナースクール「日本インテリア総合研究所」にて、国内外でのインテリア関連商品やイベント企画・開発を行なう。また、ヨーロッパの国々で学んだ自然療法と現地でのセラピストとしての経験を活かし、ナチュラルセラピースクール「香りの学校LIVE」にて、自然療法セラピスト・専任講師として各種療法のコース監修や指導に携わる。スクールの運営するナチュラルセラピーサロン「CreaLuce(クレアルーチェ)」ではヒーリングやセラピーに関する講座やワークショップを企画・開催している。
【定員】100名 【参加費】無料
【日時】2018(平成30)年2月7日(水)14:30~16:00
【会場】みんなの森 ぎふメディアコスモス 岐阜市司町40番地5
【主催】岐阜インテリアコーディネータークラブ
【共催】(公社)インテリア産業協会中部支部
【後援】岐阜市
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「岐阜とフィレンツェ 姉妹都市提携40周年記念講演会『ルネサンスの街・フィレンツェで生きる人々の誇りと暮らし』(前編)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3527439
備瀬のフクギ並木
フクギ並木から中に入っていくと琉球古民家貸別荘「美ら民家(ちゅらみんか)」があります。
第25回 平成22年度 手づくり郷土(ふるさと賞)受賞
「備瀬のフクギ並木」
テーマ:一般部門 本部町字備瀬
創意・工夫点について
沖縄では昔から屋敷の周りに防風林としてフクギを植えているが、それも戦争による焼失や近代化に伴い減少し「フクギ並木」は今や沖縄においても貴重な風景となっています。そのような中「備瀬のフクギ並木」は250年以上前(琉球王国時代)から備瀬の住民により守られ続けており、近年では観光スポットとして、また沖縄を象徴する風景のひとつとして定着しています。
維持管理について
フクギは防風林として、また生垣としての役目があるため、各世帯は先祖代々それぞれのフクギを常に維持・管理してきました。またそれぞれの屋敷に面している道についても同じように維持・管理・清掃してきたのでした。備瀬地区にはフクギ並木の維持管理等について「きまり」があるわけではない。「備瀬のフクギ並木」は今も代々受け継がれている住民の高い意識でもって維持管理され続けることにより形成されてきました。
活動状況について
備瀬の住民は、沖縄の美しい風景を求めこの地を来訪する人々が、「備瀬のフクギ並木」を満喫できるよう、手づくりの案内地図や順路表示の設置、レンタサイクル、水牛による遊覧の運営など、自分たちの手でさまざまな工夫を行っています。