［袴田事件］静岡地裁・地検へ要請書を提出

　1966年に発生した静岡県一家4人殺害事件で、無実を主張しながらも死刑が確定した袴田巌さん（88）の再審判決が9月26日に迫っています。私たち日本プロボクシング協会は、8月26日、袴田さんの無罪を強く信じ、再審判決での無罪判決を求める要請書を静岡地裁と静岡地検に提出しました。袴田さんは元プロボクサーで、日本フェザー級6位にランクされ、年間最多記録の19試合という偉業を達成しました。彼が事件の容疑者として逮捕された背景には、ボクシングの経験に対する誤解や偏見があったことも指摘されています。姉のひで子さん（91）と支援者は、「無罪判決に対する控訴を断念すること」を静岡地検に強く要請しました。ひで子さんは「ボクシング界の支援のおかげで、再審が開始されたと感謝しています」とも述べています。今回、元世界王者では飯田覚士氏（スーパーフライ級）、畑山隆則氏（スーパーフェザー級及びライト級）、セレス小林氏（スーパーフライ級、本協会・会長）が同席しました。私たちは今後も袴田さんの無罪を信じ、全力で支援を続けてまいります！