「白夜追凶」第二十九集
「白夜追凶」第二十九集
喬森がよく出入りしていた酒場で劉長永に会った関宏峰(に扮した宏宇)。劉長永はなぜ長春に来たのかと追及するが宏宇は林嘉茵が最期に遺した手がかりだったと答える。劉長永は同じ喬森という人物を追っていることを明かし共に紅旗街へ向かう。
紅旗街で聞き込みを続けた結果ある一件の医院にたどり着いた。医師に警察であることを明かし喬森について尋ねると、医師は意を決して奥の部屋へと二人を招く。そこには一人の患者が座っていた。彼は両目と喉と耳を潰された状態で発見された、生きているのが奇跡だと医師は言う。喬森の掌に文字を書いて、誰にやられたんだと問うが、彼は自分のせいだと、ルールを破ったためにこうなったのだと答える。一体誰の命令でその仕事をしたのかと問うと、喬森は少し躊躇した後、叶方舟と書いた。
戻って来た関宏峰は劉長永と別れると密かに韓彬に会い、事件に叶方舟が深く関わっていることを話し協力を仰ぐ。
周巡は関宏峰を再度顧問として招く。宏峰(に扮した宏宇)は叶方舟が関わる密売組織が呉征一家殺害事件で関宏宇を陥れるために安廷に嘘の証言をさせたに違いないと言うが、しかし周巡は今叶方舟を捕まえても彼の背後にいる黒幕が 誰なのかわからないと言う。しかし弟が冤罪であることははっきりしただろうと言うと、周巡は「"お前が"冤罪かどうか、俺にはまだ信じられないな。」と告げる。こんな長い間、お前と兄貴は同一人物になりすましていたんだからな、と…。金山のアジトでお前に銃を突きつけられた時、そしてその前に駅周辺を封鎖し探し回っていた時にバスの中で銃を突き付けられた時…その時の銃から検出された指紋は明らかに別人のものだったのだ!
宏宇はまだ自分を殺人者だと疑っているのかと問う。もし本当に呉征一家を殺害した犯人だったなら、あの時お前に銃を突き付けた時にお前は確実に死んでたぞ、と。
2016年2月13日22時20分、とある食堂にて。関宏宇は仲間にこの仕事から手を引くと告げる。仲間らは今更そんなことは許されないと憤り襲い掛かる。宏宇は抵抗した挙句一人の腹を包丁で刺してしまい慌てて逃げ出した。殺してしまったかもしれない…動揺した宏宇は包丁をどぶに捨て、高亜楠に連絡してすぐに兄から電話してもらうよう頼んだ。間もなく宏峰から電話が。だが宏峰は第一声「早く逃げろ、殺人事件でお前が容疑者になっている」と。宏宇は真っ青になる…。
宏宇はあの時刺した仲間が死んでしまったことで追われていると思ったのだが、実際は呉征一家皆殺しというさらに凄惨な事件の容疑者となっていたのだ。宏宇は呉征という男が何者なのかも全く知らないと言う。周巡は呉征が実は市警察の潜入捜査員だったと明かす。潜入捜査員は時として任務を優先するために警察に対して騙したり敵対する行動を起こすことがある、あの林嘉茵のように…。
静かに話す二人の元にパトカーがやってきた。大勢の警察が取り囲むように近づいてきた。ついに…宏宇は覚悟を決める。
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あれれ劉長永が突然の死亡フラグだよ?長春での捜査が一番の見せ場だったの?本当に能なし刑事だったんだな。