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We Cry

懐かしさの追求 Ⅰ

2019.01.04 15:09


懐かしいという記憶と

今の自分を構成する

アイデンティティは繋がっているな。

と最近気付き始めた。



その中でも一番私が大切にしている、

何が好きか、なぜそれに惹かれるのか。

そういう点において、

私に影響を与えてくれたのは

母方の祖母の家だったと思う。

私は幼少期のほとんどを

ここで過ごしていたので

(母が実家で働いてたから!)

吸収するのも当然だけど、

夜のお泊まりの日が大きかった。




今でも鮮明に覚えていることは

とりあえず、今回は一つだけ。

6月の小雨の涼しい日の

朝に観た『日曜美術館』

これは本当に私の価値観を変えた。

変えた、はその時私も5歳とかなので

変かな。

そうだなぁ。

君はこっち側だ!と言われてる気分に

なった回だった。



石田徹也さんという現代画家の方、

知ってる人いるかな?

¨飛べなくなった人¨ これが中学の時の

美術の教科書にも載っていたので

見たことある人もいるかも。

社会や人の本当の部分を切り取って

描いていた方。

彼は、生きていれば40代半ばなので、

その時代背景を考えると

失われた10年という言葉が彼らの

時代につけられてるように、

やっぱり寂しさとかは付いてくる。

それでね、私が衝撃を受けた絵は

¨三葉虫¨ というもの。

洗面台の上には薬もあって

その時の解説では、この薬は

精神、身体両方ともに弱っていた彼が

服用していたものではないか?

と言われていて、

その後彼は線路での事故で

亡くなっていることとも繋げられていて

とても寂しい気持ちになった。



けれど、私がここまで惹き付けられたのは

今となってはもう分からないけど、

ただ美しいものだけ、可愛いものだけを

最高のものとするのは勿体ないと

思う、今の自分には繋がってると思う。

孤独は愛さないけれど、

私は彼のようではないけれど、

それでも、自分とは全く違う境遇の

相手のことさえも魅了してしまう

そんな彼、そして彼の作品の不思議さを

私はとても羨ましく感じる。ひたすらに。




私を構成するものは、

かなり覚えてはいるけど

同時にかなり抽象的なので

言葉に表すのは難しいけれど

これからもできる限り

ここに書いていこうと思う。



nami