コラム.02 ▶︎ 星占いのお好きな方へ ~オイリュトミーにおける12黄道宮と7惑星~
〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界
コラム.02 ▶︎ 星占いのお好きな方へ ~オイリュトミーにおける12黄道宮と7惑星~
オイリュトミーには、12黄道宮と、7惑星のジェスチャーがある。
星占いの好きな人にとっては、聞き捨てならないところではあろう。
12星座のジェスチャーは基本、止まっているものが多いが、例外もあって、みずがめ座はまっすぐ伸ばした両腕を上下に動かし、何か推し量っているようなジェスチャーで成り立っている。
対して、7惑星は、常に動いているジェスチャーが主だが、唯一、月だけは、あまりに動きが速い惑星であるため、その速さを保つためにじっと止まって動きを抑えたものになっている。
ところで、オイリュトミーで行う、これらの恒星と惑星のジェスチャーには、星占いでは話題にされることのない情報が、一点含まれている。
それは、星座と惑星が音を発している、ということだ。
7惑星は母音を、12星座は子音を発しており、なかでも子音は、人間の体の形成に関わっているそうだ。深堀りすると多くの事を語らなければならなくなるので割愛するが、オイリュトミーでは、惑星の発する母音も、恒星の発する子音も、動きとして体験することができる。
牡羊座から出ている音は「ヴ」、これは海の波のような手の動きで表せる。
次の牡牛座は「ウルルルル(rの発音)」いわゆる巻き舌。回転する音で、ジェスチャーも自転車の車輪の動きのような感じだ。
ふたご座は「ハ」という音…などなど、続きはオイリュトミーの教室で学んでほしい。
オイリュトミー教室では、それらの子音を動きとして体験でき、それによって、その子音と星座がどのような特質を持っているのか、体感することができる。又、星座から発せられる音のみならず、12星座そのものを表すジェスチャーも学ぶことができる。
牡羊座を表すジェスチャーは、あたかも、自我の目覚めのように、右手だけで小さな「イ」のポーズを胸の前でする。「イ」の音というのは、母音の一つで、それこそ授業中に手を挙げる時のような「はい、はい」と言って自分を主張する音だ。
牡羊座は星占いでも自我の目覚めを象徴するが、牡羊座を表すジェスチャーに、小さく「イ」という音が関わっているのは大変興味深い。
又、牡羊座の守護星は火星だが、火星のジェスチャーは、まるでエンジンが動いているかのように、力を蓄え、上から振り下ろしてすぐさま上げる、 大変意志的で男性的なジェスチャーである。
牡牛座のジェスチャーは頭を丸く抱えたようなもの、ふたご座のジェスチャーは、腕組みをしたような恰好、というふうに…。
興味深いので、ぜひとも、オイリュトミー教室で学んでほしい。
〈ご寄稿 瀬戸清美様〉
▶︎▶︎プロフィール 瀬戸清美 スプリングバレー・オイリュトミー学校修了(2001)。 芸術コースを経て現地舞台グループに所属。 祝祭、演劇等、多数作品に出演。 ドロテア・ミアー監督のオーケストラ・オイリュトミー公演ツアー2005に出演。 2006年帰国後、 横浜市で小学生、大人を教える。
▷オイリュトミストの皆さま オイリュトミーコラム、 是非ご寄稿くださいませ!
お問合せは 広報 柴田までお願いします。
▷福岡公演についてのお問い合わせは
にもプロジェクトを福岡に呼ぶ会 nimo.fukuoka@gmail.com までお気軽にどうぞ。