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酒場BETTAKO

BETTAKO -其の299-

2024.08.30 16:16

阿久根市波留に佇む、

煉瓦造りの時計台がその蔵のシンボルでもある。

今は芋焼酎の最盛時期で慌しく忙しい中、

態々、路地裏酒場の為に、瓶詰めして頂いた。

大石酒造株式会社(鹿児島)の方々達に、

この場をお借りしまして感謝申し上げます。

今宵。

遠く阿久根市波留から、滝野川の路地裏へ、

第十番隊18本の、BETTAKO/PB純良芋製焼酎

-波留-が届いた夕刻でもあった。


仕上げの製法を知る者は、私を含め3人。

まさに…門外不出の逸品酒。

ヒントは?と問われるのなら、1998年時代、

薩摩半島の味わいをイメージして、

拵えさせて頂いた事でしょうか。


そんな中。

日々ありがたく。77となった社長と、

27年間に渡り、アナログな連絡の取り合いで、

何とか…、今までやってこれた。


蔵の中、最盛期ともなれば、ピリピリとした

独特の空気感に包まれております。

工業機器達を用いて、仕込んでゆきますから、

一歩間違えれば、大事故に繋がりかねない、

その様な緊張感に包まれた空気感が、

蔵の中には御座います。


不躾ながら、私事で例えるなら、

神経を研ぎ澄ませ、仕込みに集中している際は、

やはり独特の空気感なのでしょう。


第十番隊…確か、200本以上は空瓶に

なったはずですが、これもまた大石酒造(株)に、

感謝でも御座います。


1997年の出会いとお付き合いから27年。

これからも、ベーシックなスタイルの、

大石酒造ブランドを、微力ながら支えて

いけたらと思っている所存で御座います。