竹の笛を奏でてゆきたい
2024.08.31 12:41
先日、香風舎雅楽乃会の公演に、フルートの上手な御方が聴きに来て下さいました。
おっしゃるに、「たまたま先に吹奏楽に出会ったのでフルートを選び(演奏歴は)長いですが、今日雅楽と出会えて思ったのは、雅楽との出会いが先でしたら、雅楽をしてました。」とのこと。そして、すぐに香風舎雅楽乃会へ参加下さることになりました。
私は、世界の民族音楽はじめ、ひろく音・音楽に興味津々です。
でも、素直な疑問として「日本の義務教育では、なぜ日本の音楽を主軸に教えてないんだろう」と思います。
私の尊敬する笛師の田中敏長先生のお話が思い出されました。
先生は、フルートのムラマツでハンドメイドでフルートを作っておられましたが、日本は竹が生えてくる国。
「竹の奏でる美しい音色が未来に残ってほしい」
と願われ、日本の笛の制作をはじめられたそうです。
私も雅楽演奏者として「これからも清々しく可愛いい音色、竹の笛を奏でてゆきたい」と改めて願ったことでした。
後日、その思いを強くするお便りが届きました。
公演にご参加くださったhisa様より、ご了承を得て紹介させていただきます。
hisa様の感じられた通り、龍笛は、天と地を結ぶ龍の声と言われます。
素晴らしい感性をお持ちの方に、雅楽の世界を体感していただけたようで、本当に嬉しく思いました。
次回の公演でも、皆さまと日本の音色を楽しめる、清らかなひとときを過ごせたらと願っております。またお会いできますように。
中村 香奈子 拝
(画像は、大阪府箕面山瀧安寺 にて)