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「宇田川源流」【日本報道検証】岸田内閣の不作為で入れた外国人労働者対策を

2024.09.04 22:00

「宇田川源流」【日本報道検証】岸田内閣の不作為で入れた外国人労働者対策を


 さて、まずいつもの内容の前に、今回から、というか2024年、令和6年の9月から、新聞の記事に関しては、全文掲載をやめて、その記事の題名とURLを記載することにしたいと思う。

いくつかの理由がある。一つは、最近興味のある記事が長くなってきている。記事を選ぶのに時間がかかってきて、1時間でブログが終わらなくなってきてしまっている。そこで、記事の長さで時間が変わらないように、題名とURLで読めるようにしておこうと思っているのである。

もう一つの理由は、最近記事の使用に関しても著作権などがうるさくなってきている。もちろん私のブログに苦情などが来たことはないのであるが、しかし、今のうちにそのような状況に対応しておいてもよいのかもしれない。つまりそのような感じの内容をしてみればよいのかもしれないと思って、タイプを変えてみようと思ったのである。

そしてもう一つは、これから一般のブログは「日本報道検証」というように名称としようと思っている。

今回は、「令和の米騒動」ということに関して見てみたいと思う。

<参照記事>

“令和の米騒動”スーパーから米が消えた原因は? 政府による「コメを作らない方が儲かる仕組み」で打撃を受ける小売店

2024年08月26日 11時00分週刊実話Web

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12311-3323587/

<以上参照記事>

 実際に、買い物などに行くと、スーパーマーケットのコメ売り場に米がなく、米を買うことができない人が多くいる。また、米が置いてあっても、「一家族一個まで」などと個数制限をしている場合が少なくなく、「充分」と思われる分量を購入することができない。と、いうように報道されている。

この内容に関して、野党や自民党を批判する人々は、「自民党の減反政策が問題」ということを言うが、実際に、減反政策は2018年に終了しており、また、その減反政策も需要に対して調整が行われているので会って、現在のような状況でも減反を続けているわけではない。そもそもこのような批判は、もともと減反政策に批判的であった人々が流布しているものであるが、残念ながら批判が当たらないのは、当然の事であろう。まあ、このような「危機」や「困難」を、そのまま政治闘争に使うような人々は少なくない。実際に減反政策が問題ならば、2008年からの民主党政権の時に終わればよかっただけの話なのに、民主党政権も全く減反政策をやめなかった。つまり、「民主党政権も減反政策を是認していた」ということに他ならないのであって、現状になって批判するという事とは全く異なる内容である。

ではなぜ米が不足しているのか。

そもそもといえば「米の食が減っている」という事である。人間が手軽になってしまっているということがそのもので「そのまま食べることのできるパン」が主流になっていて、そのことによって「しっかりと炊いて食べる」というような米を食べる時間が現代人から亡くなってきているということが実際の話である。このことを現代人は「食文化の変化」と言っているが、そもそも生活スタイルが変わってしまっていて、そのことによって大きな違いが出てきてしまっている。そしてその「食文化の変化」は、生活スタイルの変簡易つながっている。

もともとは、少しジェンダー的に問題になるようなことを言うかもしれないが、昭和の時代は、女性(お母さん)が、必ず家にいて、家事をこなしていた。家事をすることを主体として家にいるので、ゆっくりと米をとぎご飯を炊く時間があったということになる

もちろん母子家庭などの例外はあるが、しかし、社会全体がそのような内容になっているので、当然に母子家庭であってもご飯を作ることが普通であったしまた子供もご飯を炊くということを十分に行っていた。また煮物や焼き魚など、米にあうおかずが非常に多かった。例えば、現在は日本人の国民食ともいえる「カレーライス」は、「ナン」というインドのパンで食べることも現地では普通であるが、カレーをパンにつけて食べるというのは、昭和の時代はなく常にコメにカレーをかけて食べるというような形になっていた。これなどは米文化が非常に強くなっていたことの表れではないか。

これが「便利になった」ということから、そのまま「お弁当」「おにぎり」「パン」というような感じになってきて、自宅でお米を炊く文化が少なくなってきている。

そしてマスコミもこの世になるまで「米文化」を否定、少なくとも軽視していて、パンや麺の店ばかりを紹介している。そのような社会的な構造がありながら、コメが不足すると大騒ぎするということになっているのである。

今回の内容は「インバウンドの米の買い占め」「南海トラフ地震の緊急速報に対するコメの買い占め」という二つの買い占めと、米の収穫時期が秋なのに対して夏に買い占めが起きたということが大きな要因である。同時に、農家の人口が減っており、それがそのまま「生産量の低下」につながっている

では、この農業従事者ということに関して言えば、「日本のテレビ局のドラマで、農家や漁民などの一次産業の被意図を主人公にして、視聴者が憧れるようなドラマ」を見たことがあるだろうか。基本的にテレビに影響される世代は、そのほとんどが都会を舞台にしたドラマにあこがれ、農家を出てきてしまっている。その様に「農家を少なくする影響をドラマなどで作っている」ということもあるのだ。

その様に「社会全体が変化して、現在のコメ不足を起こしている」という自覚がまず何よりも必要なのではないか。その自覚がなく、誰かに、特に政府に責任転嫁すること自体がおかしいのである。マスコミは、この参照記事を含めて、自分自身が普段からコメを中心にした日本の文化をしっかりと守る方向で、物事を考えるべきではないか。

そのような意味で、この記事は、あまりも「無責任な報道」と言わざるを得ないのである。