二極化のエネルギーが統合すると天之御中主となる
前回は『悟りのための3つの修行』の話をしました。
これらの修行は少しずつミックスさせている場合も勿論あります。
ですが、陰の修行の『鏡の修行』もある程度行い、中間のエネルギーの修行である『破壊と再生の修行』が主流になってくると、だんだんと宇宙の情報が解禁されるようです。
日本神話の『古事記』の冒頭では、天地開闢の時に最初に現れた神が、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)となっています。
高御産巣日神 (タカミムスヒノカミ)、神産巣日神(カミムスヒノカミ) と共に造化三神とも言われ、天の中心にあって天空を主宰している神の意とも言われています。
この話とは別個となりますが、この宇宙の原初のエネルギーでもある女性性的なエネルギーの神産巣日神(カミムスヒノカミ)と男性性的なエネルギーの高産巣日神(タカミムスヒノカミ)のエネルギーが統合されて調和することで、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)のエネルギー状態になるイメージがあります。
ちなみに、高御産巣日と神産巣日も独神で、夫婦神ではないですけどね。
神産巣日神はこの宇宙の根源とも言えるような可能性を含めた器を満たしているようなイメージで、この地球も含めた銀河系たちを含む宇宙球のイメージがあります。
この宇宙(球)の可能性を表しており、全てに可能性を見出すといったテーマを保持したエネルギーのようです。
そして、この宇宙は一説では最初「自分をもっと知りたい」と思って、
自分を知るための探究を始めたとされています。
そして、様々なエネルギーを産み出し、
やがて自分を反転させてエネルギーを生み出してみようとし、
挑戦していく世界観に入っていきました。
自分を反転させて現れたのが、より高みを目指して発展したいという目標を持った高御産巣日のエネルギーだったようです。
このエネルギーが入ることで、この宇宙は多種多様に発展していきました。
例えば、縄文時代のような平和な状態でただ暮らすだけの世界だと、その世界での学びやチャンスはある程度限られてきます。
ですが、中には高御産巣日のエネルギー要素が強めで、高みを目指し過ぎて他を排除して自分の領土にしたいという所有欲がある者などの様々な要素の存在が生まれると、衝突や争いも加わるようになります。
そうなると縄文時代のような平和な世界とはまたガラッと違った世界を生む展開になっていきます。
これも宇宙の(源の)望みであって、様々に経験をすることで自分を知ることとなり、学ぶ機会も増え、可能性が増える機会にも恵まれて、より大きな宇宙の進化ができるといった感じになります。
ですが、根源は一つの宇宙のエネルギーだったのが、どんどん分離し続けて、分離が進み過ぎる状況になります。
すると分離したものが再び統合できない状況となり、破滅に向かってしまいます。
そうなると、可能性の消失が起きてしまう。
可能性を保持する宇宙の器のエネルギーである神産巣日とのバランスが取れなくなってしまう。
可能性が消失してしまうと意味がないし、元々の望みが叶えられなくなってしまう。
なので、最終的には様々な違ったエネルギーや二極化とも言えるエネルギーが、再び調和し統合することで、この世界の進化が進み可能性もまた増えていくことになります。
この対極の二極化とも言えるエネルギーが再び統合することが、この宇宙の望みであり、もっと大きな宇宙に進化できるという感じかと思います。
そして、統合することで、その中心に天之御中主のエネルギーが生まれる(創造される)流れとなるイメージです。
私たちそれぞれは自分の創造主です。
私たちはそれぞれの自分という小宇宙を形成しており、その自分という可能性を創っていく創造主であるという状況です。
自分の中の様々な要素や対極とも言えるエネルギー(例えば、女性性や男性性、子供の側面や大人の側面、人間的な部分や神的な部分などなど)が統合することで、天之御中主というエネルギーが常に魂(中心)にいる状態、もしくはそのエネルギーと繋がっている状態、もしくは大いなる神(魂・根源・真我)に帰還する感覚となります。
この宇宙ではそれぞれの存在に自由意志があって、可能性しかない状態で存在しています。
そこに「自分とは何か」とか、「自分はどんな存在なのか」というのを確かめたくて、「自分を知る旅」に出て分裂してきたわけですが、この世界(宇宙)では自由意志が与えられており、この宇宙の空白のキャンバスを使って自分の可能性を探究し挑戦して発展してきたわけです。
なので、私たちは一方的に支配されたり、抑圧されるために存在するのではなく、自分の可能性をどんどん広げるために、自由意志が与えられており、それぞれの形で進化発展していけるんです。
可能性を受け入れるエネルギーが包含されているこの宇宙で、多種多様な存在がそれぞれの進化発展をしつつも、全てが調和的に生きることで、宇宙の根源が望んでいた自己が創り出されて、この宇宙全体の進化発展に貢献する流れになっています。
再度書きますが、統合できずに分離が進み過ぎると破滅し、可能性の消失が起きてしまいます。
そうなると、宇宙本来の目的が達成できません。
それぞれ違う者として生きながらも、排除されることなく調和的に統合することで、新しい状態が生まれて、それぞれが自分の主、身の主、つまり天之御中主になって、それがこの宇宙の根源が望んでいる流れとなります。
今の地球は転換期の時代でもあるので、確実に宇宙的な法則に則った価値観に切り替えて、調和的に統合させていく事が宇宙から求められている感じです。
何故、この時代に自分は生まれたのか。
何故、日本人として生まれたのか。
何をしたいのか。
今、何をする必要があるのか。
という問いを持つことで、少しずつ氣づき始める流れにはなってきています。
感覚的にもそれを理解できる人から、もう後戻りせずに進むべき方向に向かって着実に進んでいければと思います。
あとは、大いなる宇宙法則に則って、恐ろしく感じつつも、ワクワク楽しんで、やるべきことをやるだけですね。
ではまた。
熊木幸奈
*熊木幸奈が提供しているヒーリングは『自分の使命を果たし能力発揮させる古来から伝わるヒーリング』です。 今生&過去生の深いトラウマを祓う要素を含みます。
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