UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)対策を考える。
今年初挑戦となるUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)。100マイルレースは昨年信越五岳をクリアしたので、これで2回目となるわけですが、UTMFはやはり気の持ちようが違う。挑戦する心のあり方が違う。
「ついに」「ようやく」感がひときわ強い。信越五岳のほうが良いコースかもしれないけど、UTMFはやはり日本トレイル業界においてひときわ輝く存在であることは間違いない。
110日後に迫るこの日本一のビッグレースにおける僕の目標は、
総合30位以内
すでに達成して人前で話す資料は80%完成した笑 あとは結果を出すだけ(それが大事、全て)。
マイナーなトレイルレースで優勝するよりもよっぽど高い目標。昨年の男子総合30位がRBRGランナーの木幡 帝珠さん(2018年KOUMI100優勝)とかなので、相当頑張らないと手が届かない目標。しかし最近の走力アップ、経験値アップから見て、ギリギリ手が届くか届かないか、くらいの目標設定ではあるまいか。
ということで、自己分析。
まずウルトラトレイルに必要な要素を分解してみると、
①スピード(トップスピードの拡張)
②スタミナ(スピードを維持し続ける持続力)
ー動き続ける力(超LSD)
ー疲労を無駄に発生させない芯のある体幹(=体幹力、BCT)
ーランを維持できる基礎筋力
ー上り筋力(坂ダッシュ、自宅バイクによる乳酸トレ)
ー平面筋力(ペース走)
③ダメージ耐性
ーダメージの叩き込み(峠走)
ーダメージからの回復
ーダメージへの適応、対策
④エネルギー生産力
ーファットアダプテーション(脂肪燃焼エネルギー回路の構築)
ー胃腸力(超LSD)
⑤ランニングエコノミー
ーウルトラトレイル用のフォーム改善
ー体重の減少(超LSD)
⑥知性と精神
ートラブル対処法
ーコース計画・戦略とイメージング
ー負の状態からの回復
MECEではないがこのように今の所考えていて(どんどんアップデートしていく)、今時分に足りないのは②〜⑤の各要素。またレースが近づいてきたら⑥を充実させていきたい。
信越五岳、はじめての100マイルで味わわされたのは、限界の限界のその先の先の限界。とにかくこてんぱんにやられまくり、もう隅々まで力が残っていない、というところをから無理やり力を振り絞った先にある限界。
そんな限界を続けて、最後の最後にキロ4分を切るペースでゴールできた僕は、まだ自分の体の使い方がわかっていないし、自分の可能性を発掘しきれていない。
したがって、かなり多面的に、いろんな形で体にダメージを与え、磨き上げる必要がある。また自分が思ったときに余力を出すことができるようなメンタルマネジメントが肝になる。
僕は他のランナーと比べて、
A. 足が太く、筋肉量が多い
B. (どちらかというと)スピードはある
C. 下りが得意だが、上りにもそこまで苦手意識がない
D. メンタルは強くなく、気持ちのアップダウンが激しい
E. ロングレンジ、特に後半が強い
という特徴がある。基礎能力は低くないと思っているし、ロングでも後半実績を残せていたりするので、あとはこれをいつでも出せる、コンスタントに出せるプロ仕様にしていくことが必要。
今までになく、多面的に自分の可能性に刺激を入れ発掘することが必要なので、1月〜4月まで仕事以上に戦略的かつ計画的に、新しい試みも取り入れつつ、時には感情的にやっていきたいと思います。