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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

英語をスポーツのように攻略する

2016.02.19 16:17

日本語は、美しい。表現できる世界の幅が広い。語彙も大変多い。

だから、日本語は難しい。ひらがな、カタカナ、漢字、文法も複雑だ。


英語は、カッコいい。自由で前向きな感じもする。世界中の多くの人が話せる。

アルファベットもたった26文字。英語は、いたってシンプルだ。


じゃあ、なぜ日本人は英語が苦手なんだろう。

日本の英語教育に問題があると言う人は多い。

日本語が難しいから、それを使って説明する英語が難しく感じるのかもしれない。

保守的な国民性が邪魔をしているという人も、いる。

英語なんて必要ないよと笑う人も。


でも、国際化社会と言われる現代で、

「英語」は5科目(英数国理社)の中でも最も重要な科目と言っても過言ではないと思う。

理系文系、どちらに行っても大学入試で使うし、

何より、英語が話せたほうが、沢山の人とコミュニケーションをとることができる。


英語ができると、いいことがたくさんある。

あ、大学入試で裏ワザも出来るんでしたね。


というわけで、

本日のテーマは「英語の勉強法」です。

スポーツになぞらえて、攻略法をお伝えします。





1、素振り・筋トレ・ドリブル = 単語を覚える



どんなスポーツにおいても、

基礎が大事です。

野球で言えば、素振りやキャッチボール。

サッカーやバスケで言えば、ドリブルやフットワーク。

バレーで言えば、レシーブやトスでしょうか。


基礎が出来ていないのに、試合に勝つことは難しいし、

きっと、基礎が出来ていないスポーツは、

やり続けてもそんなに楽しくはならないでしょう。


英語で言う基礎とは、ずばり「単語」です。


単語がわからなければ、永遠に英語は話せません。

もちろん、英語の文章も読めません。書くなんてとても無理です。

英語の4技能「聴く・読む・書く・話す」のどれもにおいて、

単語というのは避けることの出来ない、必要不可欠なファクターなのです。


逆に、単語さえ出来てしまえば、

なんとなく読めちゃうのが英語です。

日本語の小難しい文法説明がわからなくても、

ある程度の4技能は単語一本で戦えるはず。

先日も、「形容詞的用法」の意味がわからない帰国子女の高校3年生が、

センター試験で堂々の190点を叩き出してくれました。

(まぁ、この子はもちろん英語での文の読み方を知っているのですが)


「単語が大切なのはよーくわかった!

だけど、単語覚えるの苦手なんだよなぁ」と嘆くあなたにご質問です。


では、あなたは日本語の単語はどうやって覚えてきましたか?


幼き頃を思い出してください。

ママ、パパ、マンマ…そういった簡単な単語から少しずつ、

あなたは日本語の単語の知識を増やしてきたはずです。


英語も同じようにしてあげましょう。

聴覚と視覚を使って、まずは簡単な単語から徐々に徐々に。

スモールステップが、単語暗記には大切です。

単語帳を使うも良し、スマホのアプリでやるのも良し、

身の周りにあるものをとにかく英語で言ってみるというのもオススメです。


「それなら出来る!」と思えることから始めていきましょう。

英語は苦しんで覚えるものではありません。

だって、日本語は別に苦しんで覚えてきていないでしょう?

あなたにも、英語を覚えることは出来るのです。自信を持って。


素振りやドリブルと同じように、

続けていくことが単語においても大切です。

一日3つを完璧に覚えられれば、一年で1000個。

二年で大学入試に必要と言われる2000個を越えます。

気楽に続けましょう。そのうち、もっと大きな楽しみに出会えます。




2、ルールを覚える = 文法



打ったら右に走ることを知らないと、野球の試合には勝てません。

手を使っちゃいけないと知らなければ、サッカーはすぐ退場になります。

コートの広さがわからなければ、バドミントンはひどく疲れます。

カバディ。あなたは出来ますか?試合に勝てるでしょうか?


英語において、「文法を知らない」とは、

つまりそういう状態のことを指します。

「文法」とはルール。英語の世界の取り決めです。

単語練習ばかりでは嫌になってしまう日もあるでしょう。

平行して、簡単なルールを覚えていくのもいいですね。


どこでの勝利を目指すかによって、

どこまで深いルール(文法)を覚えなければいけないかが変わってきます。

例えば、「甲子園」で打ち勝つためには、

タッチアップやボーク以上の詳しい野球ルールに精通していることが必要になるでしょう。

同様に、「大学入試」で打ち勝つには、

「仮定法過去完了」や「関係代名詞」、「特殊構文」など細かいルールの把握が必要です。


でも、

英語で人と話したいという時に、

そんなに高度な文法は必要ありません。

「コートの向こう側に打ち返すゲーム」がわかればテニスを楽しめるのと同様に、

「主語と動詞があればオッケー」がわかれば、英語は話せます。

実際にやってみるとテニスで「お、あっちでワンバンさせんだな」と気付くのと同じく、

「文の中に動詞は一つだ!」とか「時制は動詞が表わすんだな」など、気付きが増えます。


そうです。英語は自由でカッコいい言語。

だから、どんどん使って間違えながら覚えていけば良いのです。

シンプルなルールだけ覚えて、あとは試してみる。

そしたら、新たなルールに気付く。これがルールを覚える最適な方法です。


さぁ、俄然盛り上がって参りました!

いざ!最後のステップです!




3、練習試合 = 実践してみる



基礎練頑張って、ルールもちょっと覚えたら、

最後の仕上げは、そう、練習試合!

試合がないとスポーツは楽しくないですよね。


英語も一緒です。

単語を練習して、なんとなく文法を覚えたら、

使ってみなくては。

そうです、問題を解いたり、文章を読んだり、話したり、聴いたりしてみるのです。


問題を解くなら簡単な長文がオススメ!

記述じゃなくて選択問題が多いものから始めましょう。

学生なら、教科書が一番いいアイテムです。

不明な単語は、解く時には飛ばしてしまいましょう。

そして、答え合わせの後で必ず辞書で調べましょう。

まずは正答率なんて気にしないで。


読むなら、絵本や洋楽の歌詞がオススメです。

GREEN=未熟な、など知っている単語の思いもよらぬ訳し方に出会うと楽しいですね。

好きなものを読んでいくと、いつの間にか成長している自分に出会えます。

私はS&Gやビートルズの詩集で文法を覚えました。

カラオケでも歌えて一石二鳥です(?)


聴くなら、少し難易度は高いですが、

アニメや海外ドラマを字幕なしで聴くのもいいですね。

音楽ももちろんいいのですが、バックミュージックになってしまいがちです。

スピードラーニングが流行りましたが、人が会話しているのを聴くのが一番いいそうです。

移動時間や暇な時間、リスニングに時間を使ってみませんか?


話すなら、たとえば友達同士で英語オンリーの会話にチャレンジしてみましょう。

まずは間違いなんて気にしないで。

言ってみて違和感があったり、言うのに困った言葉があれば、

後で調べてみましょう。カッコいい言い回しが見つかるかもしれません。


練習試合を重ねれば、

試合が怖くなくなります。

「入試」など明確な目標がなく、ただぼんやり英語っていいなぁと思う方は、

あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、ぜひ色々やってみましょう。

そのブレはいつか、あなたの幅になります。


結局、英語の力を伸ばしたければ、英語に触れろということですね。

THINK ABOUT ENGLISH!☻




英語とスポーツ、

ここまで比較しながら進めてきましたが、

大きく違う点が一つだけあります。(もっとあるよという突っ込みはご勘弁を)


英語に才能は必要ありません。


必要なのは、あなた自身の気持ちのみです。

身体が大きくても、小さくても、足が遅くても、結構早くても、

英語力を伸ばすのに不利も有利もありません。


あなたがやれば、あなたは出来るようになる。

勉強とはそういうものです。

スポーツよりも、その点は少しだけ、神様が融通してくれたように思います。

特に英語は言語ですから、

慌てず、恐れず、少しぐらい面倒臭がったって、

ちゃんと出来るようになります。日本語のように。


私も、私の目標に向けて、英語を勉強中です。

2020年にはきっと多くの外国人の方々が日本を訪れるでしょう。

オリンピック!あなたにとってそのお祭りが、

スポーツと英語の祭典になることを願っております。


一緒に頑張りましょう。