ぼーっと解いちゃう症候群
2024.09.11 15:05
塾の先生をやっていると、困ることがいくつかあります。そのうちの一つが「ぼーっと解いちゃう子」への対応です。
例を挙げるとすると、簡単な計算問題10問やってなんとなく1問や2問間違えちゃう子ですね。注意力不足というか、考えてないというか、とにかくぼーっと解いちゃうんです。
あとは丸つけが自分でしっかりできない子もそうですね。自分のミスに気づけずに丸しちゃうんです。
考えられる理由はいくつかあります。
- 基礎不足
- 語彙力不足
- 思考力不足
- そもそも読んでないことに慣れちゃっている
- そもそも考えてないことに慣れちゃっている
- ミスを減らそうと意識していない
- 勉強に関心がない
- 勉強をしている時間をとにかく早く終わらせたい
こういう子は、せっかく良い問題集を与えられても、上記の原因によって全部エア勉強になっちゃうんです。
だから、勉強時間を確保しても(確保していない場合も多い)、なかなか成果に結びつかなくなっちゃうんですね。
対策としては、「基礎を理解しているところまで戻る」が挙げられます。小学生内容のことが多いですね。九九や分数の計算、立式や単位量など、基礎がしっかりしていない部分を見つけて穴を埋めていきます。
しかし、その間も中学校は先へ先へ進みますから、戻っているとなかなか追いつけません。ここに本人の努力が必要ですが、上記の理由から、なかなか必要な努力も発揮できないんですね。
この状態を克服するには時間とパワーが必要です。まず、本人がそれを自覚することが始まりです。ですからこうして記事にしてみました。
自覚はある方は、基礎基本から、小さな成長を見つけてコツコツ進んでいきましょう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
そして一度成果が出ると途端に変わったりする。