こういうもんだと思って 気にせずどんどん撃っていた
水田光夏選手がメダルを獲得したパリパラリンピックの会見では、ファイナル出場を目指して臨んだ試合が予想以上の結果となり、驚きと喜びを感じたと語った。応援に対して感謝の気持ちを示しつつ、メダル獲得の実感を伝えた。
東京パラリンピック後、ファイナル出場を目標に意識が大きく変化し、ワールドカップや国際大会でファイナル出場を果たすなど、着実にレベルアップを実感したという。また、ローダーをお願いすることで、より打ちやすくなり、打つことだけに集中できる環境を整えてもらったのが安定して打てた要因だったと語った。
水田光夏選手
「なんか具体的に何をっていうところはまだ終わったばっかりで特にはないんですけど、今後も もっと練習して、より私はその丁寧な射撃っていうのを大きな目標にずっとやってきているので、 そこをとにかく変わらずに続けていきたいなと思ってます。」
「ファイナルはもう出れたことでちょっと満足した気持ちもありつつ臨んだんですけど、私より先に他の国の選手がシュートオフを2回ぐらいやっていて、もうそれを見ながら観客のように、わあシュートオフにまた同じ点数になっちゃったとか言って。すごく前半は観客のように楽しみながら、自分の射撃も楽しんでました。緊張は元々しないんですけど、いつもよりもさらに人の射撃も自分の射撃も楽しめたファイナルだったなと思います。」
「(メダル確定した時)多分泣いてたと思います。さっきも言ったんですけど、メダルが取れるとは思ってなかったので、もう途中ではあったんですけど、3位以上が決定した時はもう泣きながら打ってたかなと思います。」
「私がもう打ってた時の感覚としては、そんなに上位2人の選手がもう近いっていう感覚は全然なかったんですけど。でもまあ、普段から上手な選手ですし、今回特に自国開催ですごく気合がもう全然違ったので。金・銀の2名は上手な選手だったて思ってます。」
「今回、パリのパラリンピックは、本選からすごく楽しむことができました。シャトールーにいたんですけど、すごくアットホームで、私は選手村ではなかったので。みんな顔見知りの中で生活していたので、アットホームな空気感で 快適に過ごせたなと思います。」
「歓声で揺れたので、射撃に少し影響しました。揺れてるので。普段のその本戦であれば、もちろんしっかり止まった状態で打つのが本来射撃ですけども、今回は特別な環境でしたし、自分自身も、パラリンピックでファイナルは初めてだったので、もうこういうもんだと思って 少し揺れが気になってましたが、割とその最初の5発、5発、10発あたりで、こういうもんだっていう風に感覚を掴めたので、あとはそこまで気にせず、撃ち損じというか、0点になってしまう方が良くないなと思ってどんどん撃っていきました。」